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性染色体【せいせんしょくたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

性染色体
せいせんしょくたい
sex chromosome
を決定する遺伝子を含んだ染色体常染色体に対する語。常染色体に比べ,著しい異常凝縮を示すので区別される。体細胞でホモ (同型) ,雄がヘテロ (異型) の性染色体をもつとき (たとえばショウジョウバエ,ヒトなど) ,雌の性染色体構成は XX,雄では XYで示すのでX染色体Y染色体ともいい,それぞれ雌性決定遺伝子,雄性決定遺伝子をもつ。また雄がホモで雌がヘテロの性染色体をもつときには,雄の性染色体構成は ZZ,雌では ZWで示すのでZ染色体W染色体といい,それぞれ雄性決定遺伝子,雌性決定遺伝子をもつ。性染色体に性決定遺伝子以外の遺伝子を有するときには,伴性遺伝または限性遺伝の現象を生じる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

せい‐せんしょくたい【性染色体】
の決定に関与する染色体雌雄では形や数が異なり、人間などでみられる雌が同型で雄が異型のものをもつ場合をXY型とよび、雌が異型で雄が同型の場合をZW型とよぶ。→常染色体

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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栄養・生化学辞典

性染色体
 性により異なる染色体で,ヒトの場合,女性でXX,男性でXYと命名されている.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

せいせんしょくたい【性染色体 sex chromosome】
雌雄の性が分化している生物において,の決定と分化を遺伝的に制御している1対または複数対の染色体を性染色体という。この染色体は1891年ヘンキングH.V.Henkingによってホシカメムシで発見されたが,それが性決定に重要な役割を果たすことを最初に指摘したのは,バッタ類の染色体を研究したマックラングC.E.McClung(1902)である。 性染色体は,それ以外の常染色体autosomeと比較してその染色性や行動がことなり,とくに高等動物では核分裂の間期や前期で異常凝縮などがみられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せいせんしょくたい【性染色体】
生物の性の決定に関係する染色体。基本的には X および Y 染色体などがある。 → 常染色体

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

性染色体
せいせんしょくたい
sex-chromosome
雌雄の性の決定に関与する特別の染色体をいい、ほかの常染色体に対する語。雌雄両性に分化した高等生物では、相同の二組の染色体(常染色体)のほかに、性の決定に関与する一対の染色体(性染色体)を含んでいる。性染色体に関与する性決定様式には雄ヘテロ型と雌ヘテロ型の二通りがある。雄ヘテロ型の性決定様式をもつ生物では雌はX染色体を2個もち雄は1個しかもたない。Xの相手に異型のY染色体をもつ場合をXY型、および相手の染色体がないものをXO型とよぶ。哺乳(ほにゅう)動物の多くはXY型で、昆虫類のバッタ類ではXO型が多い。後者の場合に雄の染色体数はつねに奇数である。たとえば、雄ヘテロ型の性決定は、ヒトでは染色体数が46本でXY型、クマネズミでは42本でXY型であり、イナゴでは23本でXO型である。
 X染色体には性を決定する遺伝子をもつが、Y染色体の性決定への関与は生物種により異なっている。たとえば、ショウジョウバエの雄はXY染色体をもつが、Yが欠失してXOとなっても雄になる。雌はX染色体を2個もつが、XXYでも完全な雌になる。しかし、ヒトのY染色体には雄性決定に関与する遺伝子が含まれている。したがって、ヒトではYを失いXが1個(XO)になると発育不完全な女性型(ターナー症)となり、またXを1個余分に含みXXY型となると発育不完全な男性(クラインフェルター症)になる。メランドリウムという植物もこのタイプである。哺乳動物では雌性の2個のX染色体のうち、いずれか1個は不活性になっているということを1961年にイギリスのライオンが発見したので、これをライオン現象とよんでいる。不活性化したX染色体は分裂休止期では凝縮して性染色質(またはバーボディ)になって休止核中に存在する。したがって、女性の休止核細胞中にはつねに1個の性染色質をもつが、男性にはない。この原理を応用して、最近では運動選手などの性別の判定に実際に使用されている。
 雌ヘテロ型の性決定様式ではXY染色体に対してZWとよぶことがある。性決定様式は雄ヘテロ型と逆で、卵子に二型(XYまたはZW)、精子はつねにX(またはZ)を1個もつ1種類しか生じない。鳥類や爬虫(はちゅう)類および昆虫類では鱗翅(りんし)類(チョウ、ガ類)と毛翅類(トビケラ類)はこの型である。たとへば、ニワトリの雌ヘテロ型の性決定は、染色体数が78本でXY型である。[吉田俊秀]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せい‐せんしょくたい【性染色体】
〘名〙 性の決定に直接関係のある染色体。性決定の型によってX・Y・Z・W染色体に区別される。⇔常染色体

出典:精選版 日本国語大辞典
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