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性理学【せいりがく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

性理学
せいりがく
Xing-li-xue
中国,宋代に興った新儒教の名。道学理学程朱学などともいう。周敦頤 顥らによって始められ,朱子によって完成した。万有根本原理の「」と人間の本質の「性」とを主要問題としているので,性理学という。

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デジタル大辞泉

せいり‐がく【性理学】
中国で宋代から明代にかけて隆盛だった儒学の一学説。・唐代の訓詁(くんこ)学に対し、宇宙の原理としての理を究明し、人間の本性を明らかにしようとしたもの。宋学中核をなす。

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世界大百科事典 第2版

せいりがく【性理学】

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大辞林 第三版

せいりがく【性理学】
宋学の別名。宋学が事物(世界)や人間の本性を理ととらえるのでいう。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

性理学
せいりがく
(そう)・元(げん)・明(みん)の中国近世期、哲学界で主題であった、人間の本性について論究した学問。朱子学派、陸王学派が主役を果たす。本性論は先秦(しん)時代に論議が沸騰し、やがて、孟子(もうし)(孟軻(もうか))の性善説が近世期の本性論の正統の地位を占める。北宋時代に二程子(程、程頤(ていい)の兄弟)が出現してから性理学が復興し、それを集大成したのが南宋の朱子(朱熹(しゅき))である。孟子その人は性善の普遍的論拠を提示しなかった。そこで朱熹は、『中庸(ちゅうよう)』冒頭の「天命之謂性」と孟子の「性善」を連結し、性善の普遍的根拠を天命に求め、人間の本性が善であることは、万人が抗拒不可能な先天的事実であると主張した。天命は天理(定理、理)ともいわれ、ここに「性善」説は「性即理」説と表現された。陸象山(りくしょうざん)(九淵(きゅうえん))、王陽明(守仁(しゅじん))などの心学路線の思想家は、性善説を前提としながら、「心即理」説を主張した。
 朱子学では心(人格的統一主体)の背理可能性を危惧(きぐ)して、心を統御する本性に理を認めたのに対して、陸王学では、心が本来完全であることを覚醒(かくせい)させようとした。性善とは自力による自己救済の可能性をいい、性理学とはその原理と方法を探究する学問である。性理学は、中国では明末清(しん)初まで思想界の主題であった。李氏(りし)朝鮮では朱子学のみが盛んであった。日本では江戸時代に、とくに山崎闇斎(あんさい)学派が深く究め、幕末維新期には陽明学も盛んになった。日本での特色は、自力主義がかならずしも貫徹せず神道と融合したことである。西洋哲学が浸透するにつれて衰えた。田公平]
『島田虔次著『朱子学と陽明学』(岩波新書) ▽荒市見悟著『仏教と儒教』(1963・平楽寺書店)』

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精選版 日本国語大辞典

せいり‐がく【性理学】
〘名〙 中国で、北宋の周敦頤(しゅうとんい)以来、程顥(ていこう)、程頤、朱熹らが天理と人性について論じた学問。かたよった情によって変化する前の、人間の本然の性は理そのものに合致するという立場から、人欲を去って天理に近づくことが人間の課題であると説くもの。宋学。理学。〔慶応再版英和対訳辞書(1867)〕

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