●怪雨【カイウ】
デジタル大辞泉
かい‐う〔クワイ‐〕【怪雨】
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世界大百科事典 第2版
かいう【怪雨】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
怪雨
かいう
色がついたり、異物が混じった雨。土砂が混じっている雨は泥雨(でいう)とよばれる。日本付近では、黄砂が原因のことが多く、雨後の樹葉などに灰色、黄褐色などの跡が残る。煤煙(ばいえん)あるいは火災、爆発で空中に舞い上がったものが雨水に溶けると黒い色の雨になる。これを墨雨(ぼくう)という。松の開花期には、風で運ばれた黄色の花粉が雨に混じって降り、水たまりなどに浮くことがあって、硫黄(いおう)の雨ともいわれる。異物が単独で降る場合も怪雨とよばれることがある。まれな現象であるが、魚やカエル、アリなどの小動物、あるいは木の実や穀物、枯れ草などが降った記録が少なからず残っている。魚雨の例では、ニューヨークで1900年5月15日の午後、黒雲から10センチメートル内外の生きた魚が多数降った。このような場合、その多くは竜巻で吸い上げられたものであろう。この種の怪雨は、雷雨や強雨など急激な現象に伴うことが多い。
[篠原武次]
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精選版 日本国語大辞典
かい‐う クヮイ‥【怪雨】
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