●恒星月【こうせいげつ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
恒星月
こうせいげつ
sidereal month
月が恒星天に対して地球の周囲を1周するのに要する時間で,27日7時 43分 12秒。潮汐力のために地球の自転は減速しており,地球の自転を基準にした世界時 UTを使うと,月の運動は見かけ上加速しているようにみえる。しかし,潮汐によって月に角運動量が受渡されるため,現在用いられている暦表時 ETを使うと,恒星月は 100年につき約 0.01秒長くなる。
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デジタル大辞泉
こうせい‐げつ【恒星月】
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世界大百科事典 第2版
こうせいげつ【恒星月 sidereal month】
地球のまわりの月の公転運動によって,月が地球を正確に360度回る時間間隔をいい,月の公転周期である。27.3216610日,あるいは27日7時間43分11.51秒である。なお,地球のまわりの360度の回転は,黄経の360゜の増加とは一致しない。春分点が黄道上を逆行するために,後者の周期は前者より短い。その差は約7秒である。【堀 源一郎】
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精選版 日本国語大辞典
こうせい‐げつ【恒星月】
〘名〙 月がある恒星に対して、天球上を一周してもとの位置に戻ってくるのに要する平均時間。西暦二〇〇〇年一月の値は二七日七時四三分一一・五秒すなわち二七・三二一六六一日。〔遠西観象図説(1823)〕
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日本大百科全書(ニッポニカ)
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