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意義素【いぎそ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

意義素
いぎそ
sememe
それぞれの言語単位一定して結びついている意義。この場合の言語単位は,形態素とするもの (L.ブルームフィールド ) ,単語とするもの (服部四郎 ) ,単語および統合型とするものなど,学者によって定義が異なり,またその内容も完全には一致しないが,いずれにせよ,場面・文脈による変容にもかかわらず一定したあるいは基本的な意義というものが各言語単位には存在する,ということを前提にする点では一致する。一方,このように形態上の単位から出発してそれの意義ということで意義素を定義するのではなく,独立した意義のレベルの単位ということでまず意義素を定め,それから形態上の単位との結びつきの規則を調べようとする立場 (S.ラム) もある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

いぎ‐そ【意義素】
《〈フランスsémantème言語学で、語や形態素など、一定の形態に対応する意味上のまとまり。

出典:小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)

意義素
いぎそ

ある語の典型的用法と感じられるものだけを取り出し、場面や文脈の影響で変容したと考えられる部分を取り除いたあとに残る、その語固有の意味。これは、語の使用者の大部分が、共通して社会習慣的に結び付けている心的内容ということもできる。意義素は、さらに小さい要素である意味特徴に分析されうる。意義素を規定する条件は、第一は体系的なもので、他の語との区別に必要な要素は最小限度含まれる。第二は用法上のもので、場面や文脈上の使用制約が含まれる。具体的な事物をさす名詞などの場合には、これでは不十分なことがあり、社会・文化的知識の形で意味要素が加えられることがある。その外縁ははっきりとはしておらず、徐々に共通性が落ちていくという形をとる。意義素を構成する意味特徴相互の間では重要度が異なることがあり、主要なものと周辺的なものが区別される。具体的使用に際しては、一部の意味特徴が抑圧されて用いられないことがあるが、ここにも程度差が認められる。意義素の概念は、最初、服部(はっとり)四郎により1953年(昭和28)に提唱され、最近になって外国でも似たような考え方がなされるようになった。

[国広哲弥]

『服部四郎著『言語学の方法』(1960・岩波書店)』『国広哲弥著『意味論の方法』(1982・大修館書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

いぎ‐そ【意義素】
〘名〙 (sémantème の訳語) 言語学用語。→形態素
① 語形の要素として、実質的な意味を負う部分。語幹、語根など。
② 語形に対応して、意味の最小の単位と認められる要素。

出典:精選版 日本国語大辞典
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