●憲法制定国民議会【けんぽうせいていこくみんぎかい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
憲法制定国民議会
けんぽうせいていこくみんぎかい
Assemblée nationale constituante
フランス革命の初期に形成されたフランス最初の議会。 1789年7月9日,全国三部会は従来の国民議会を改称してこの名称をとり,91年の憲法制定後,その任を終えた (1791年9月 30日) 。議会はアンシアン・レジーム (旧制度) の事実上の解体をその主要な目的としたが,おもなものを列挙してみると,まず 89年8月4日の封建制の廃止宣言と同月 26日の「人権宣言」がある。さらに同年 11月には C.タレーランの提唱で教会財産の国有化が行われ,90年7月には「僧侶民事基本法」が制定された。そしてこの議会の最終的目標であった憲法は 91年9月3日に可決されたが,それは自由主義的な憲法として国民の主権を打立て,同時にブルジョア的な憲法として旧制度と専制の廃虚のうえに成立したものであった。
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世界大百科事典 第2版
けんぽうせいていこくみんぎかい【憲法制定国民議会】
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