●懸谷【けんこく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
懸谷
けんこく
hanging valley
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
けん‐こく【懸谷】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
懸谷
けんこく
本流との合流点において、本流よりはるかに高い位置から滝をかけて不協和的に合流する支谷をさす。一般に二つの合流する河川は、合流点において等しい河床高度をもつ(プレイフェアの法則)が、本流の下刻力が支流に比べて著しく大きい場合には、支流の下刻が追い付かず、懸谷をつくる。北海道の層雲峡など、新しい火山の噴出物を削って深い峡谷がつくられた場合や、海食崖(がい)の後退によって、下刻力の小さい谷の末端部が切られた場合に生じる。さらに一般的には、かつて谷氷河の侵食を受けた氷食谷でみられ、氷食懸谷ともよばれる。これは、本流の氷河の下刻量に対して、氷量の少ない支谷の氷河の下刻量がはるかに小さかったためである。
[小野有五]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
けん‐こく【懸谷】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「懸谷」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●懸谷の関連情報