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戸畑【トバタ】

デジタル大辞泉

とばた【戸畑】
福岡県北九州市の区名。筑豊炭の積み出し漁港として発展製鉄水産加工業などが盛ん。飛(とばた)の

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

とばた【戸畑】
福岡県北九州市の区。人口6万6203(1995)。北は響(ひびき),西は洞海湾に面し,古くは鳥旗,飛幡と書かれた。1924年戸畑市市制,63年北九州市の市制施行に伴い戸畑区となる。もと小漁村であったが,1901年南隣の八幡に官営八幡製鉄所操業を開始したのを機に築港が行われ,02年には鉄道(鹿児島本線)も開通して筑豊炭の積出港,また関連工業地域として発展した。29年には共同漁業(現,日本水産)のトロール漁業基地が開設され,九州有数の水産都市としても繁栄した。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

戸畑
とばた

福岡県北九州市中北部に位置する地区。1924年(大正13)市制施行。1963年(昭和38)5市合併による北九州市の設置により区制を施行、戸畑区となる。古くは「飛幡」「鳥旗」とも書かれた小農漁村であったが、官営八幡製鉄所(やはたせいてつじょ)の1901年(明治34)操業開始により関連企業が進出、戸畑港の築港、九州鉄道(のち鹿児島本線)の開通などで工業化が進行した。港は若松(わかまつ)港に次ぐ筑豊炭(ちくほうたん)の積出し港として急速に発達、1929年(昭和4)日本水産の下関(しものせき)からの移転に伴い、日本有数の遠洋トロール漁業の基地としても発展を遂げた。区域の北半分は響灘(ひびきなだ)と洞海(どうかい)湾の埋立地で、現在の新日鉄住金八幡製鉄所をはじめ、日本水産、東洋製缶、旭硝子(あさひガラス)などの大工場が進出、北九州工業地帯の中核として金属工業と食品工業に特徴があり、九州工大前駅北側には、産業支援団地である北九州テクノパークが建設されている。

 中心街は戸畑駅周辺に広がっているが、小倉(こくら)、黒崎(くろさき)の二大商業中心に挟まれているため商業活動はあまり振るわず、駅前再開発により、新しい複合商業施設や複合公共施設(ウェルとばた)が開設された。南部は第三紀層の小丘陵が緩やかに起伏し、ほとんどが住宅地化されているため農業はほとんど行われず、沿岸漁業も海岸部の埋立てで消滅した。1962年に完成した若戸大橋(わかとおおはし)は洞海湾を隔てた若松と戸畑を結ぶために4年余の年月をかけて建設された総延長2068メートルの大吊橋(つりばし)で、観光名所となっているが、市営の渡し船も残されている。南部の金比羅(こんぴら)公園や夜宮(よみや)公園は数少ない住民の憩いの場である。夜宮公園の近くに国の天然記念物でわが国最大の珪化木(けいかぼく)と国の重要文化財の旧松本家住宅があり、また市の南端には美術の森公園と北九州市立美術館がある。7月末に行われる戸畑祇園(ぎおん)は提灯(ちょうちん)309個を積み重ねた大山笠(やまがさ)で有名で、国の重要無形民俗文化財に指定されている。

[石黒正紀]

『『戸畑市史』(1961・戸畑市)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とばた【戸畑】
福岡県北九州市の行政区の一つ。八幡製鉄所が設立されて以来、北九州工業地帯の一部となり、港も整備されて筑豊炭田の石炭積出港となる。洞海湾を隔てる若松区とは若戸大橋で結ばれる。大正一三年(一九二四)市制。昭和三八年(一九六三)門司・小倉・八幡・若松の四市と合併して北九州市を形成、戸畑区となる。飛幡。鳥旗。

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