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手帳【テチョウ】

デジタル大辞泉

て‐ちょう〔‐チヤウ|‐テフ〕【手帳/手×帖】
いつも手もとに置いて、心覚えのためにさまざまの事柄を記入する形の帳面。「生徒―」「母子―」

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

てちょう【手帳】
手もとに常備して,心覚えの事柄を書きとめておくための帳面。手控え帳の略。江戸時代検地を正規に実施する際,田畑一筆ごとの地目,地位,面積,石高,所有者の別を詳細に記録するために,地方(じかた)役人が携行した,半紙四つ折り30枚1冊の手控えを手帳と呼んだ。また,俳諧師戯作者などが,いつも手もとに置いて,心覚えのためにいろいろな事柄を書き込む帳面も手帳と呼んだ。明治維新後,政府が末尾に関連法規や心得などを付した警察手帳や軍人手帳を製造したのが,今日いうところの本格的な手帳の最初であるとされる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

手帳
てちょう

記憶を書きとどめておくための小冊子。現代のような複雑な情報化時代にあっては、予定記入、行動管理、時間管理にまで活用され、日常生活に不可欠なものとなっている。ヨーロッパで手帳が一般に使われるようになったのは18世紀に入ってからといわれ、また日本に外国製のものが最初に伝わったのは、1862年(文久2)に福沢諭吉がパリで購入してきたものである。このほか渋沢栄一(1868)、夏目漱石(そうせき)(1901)、黒田清輝(せいき)(1904)らの手帳が現存している。わが国では、豊臣(とよとみ)秀吉の時代に役人が農地の検地に携行した「野帳(のちょう)」が手帳の原初的なものといわれるが、初めて本格的につくられたのは、1879年(明治12)大蔵省印刷局の懐中日記である。これをみると、今日のダイアリー式の原型がうかがえる。民間で手帳がつくられたのはそれ以後まもなくで、80年に横浜の文寿堂(ぶんじゅどう)が住友銀行(現三井住友銀行)の依頼により名入り手帳をつくり、やがて「日本洋手帳開祖」と称して全国的に受注生産を始めた。欧米では市販手帳がほとんどなのに対し、日本では企業宣伝を目的とした贈答用が多いのが大きな違いとなっている。

[井原泰樹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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事典 日本の大学ブランド商品

手帳
文房具
東京大学(東京都文京区)の学ブランド。
コミュニケーションマークの入った革製手帳。小と大の2種類がある。色は、小では黒とワインレッドの2色、大は黒色のみとなっている。価格は、小1万4700円(税込)、大1万6800円(税込)。東京大学コミュニケーションセンター取り扱い。
)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典:日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」
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精選版 日本国語大辞典

て‐ちょう ‥チャウ【手帳・手帖テフ
〘名〙
① いつも手もとに置き、心おぼえのためにいろいろな事柄を書き込む小さな帳面。手びかえ。
※浮世草子・好色二代男(1684)三「其後も彼手帳(テチャウ)に合はせ、人の噂を見通しに申て」
※土(1910)〈長塚節〉七「巡査の手帖にも載って居るのだといふやうな」
② 江戸時代、正規の検地を施行する場合に用いた手控。田畑一筆ごとに地目・地位・面積・石高・所有者の別を詳細に記入するもの。半紙を四つ折りにし、三〇枚が一冊となっていた。浄書したものを野帳という。
※俳諧・七柏集(1781)雪瓜園興行「手帳繰る国家の使者の立ながら〈雪瓜〉 さきが秤で無事な鞘あて〈魚文〉」

出典:精選版 日本国語大辞典
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