●手近【テヂカ】
デジタル大辞泉
て‐ぢか【手近】
[名・形動]
1 手が届くほど近くにあること。すぐそばにあること。また、そのさま。「手近 な(の)本を手に取る」「手近 にある物で間に合わせる」⇔手遠。
2 ありふれていて身近に感じられること。また、そのさま。「手近 な問題」
1 手が届くほど近くにあること。すぐそばにあること。また、そのさま。「
2 ありふれていて身近に感じられること。また、そのさま。「
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
て‐ぢか【手近】
〘名〙 (形動)
① 手もとにすぐ近いこと。身近にあること。また、そのさま。かたわら。すぐそば。
※浮世草子・本朝二十不孝(1686)一「文太左衛門は手近なる鐘木町に忍び入て正月買と浮れ出し」
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉九「夫には先づ手近から始めなくてはいかん」
② 身近であって、わかりやすいこと。身近なこととして、人々によく知られていること。簡単で便利なこと。また、そのさま。卑近。
※おとづれ(1897)〈国木田独歩〉下「詳はしき説明は宇都宮時雄の君に請ひ玉ふぞ手近(テヂカ)なる」
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て‐ぢか・い【手近】
〘形口〙 てぢか・し 〘形ク〙 手もとに近い。すぐ近くである。また、人々によく知られている。簡単で便利である。〔文明本節用集(室町中)〕
※授業編(1783)一「柳の葉を編て文をしるせるなどは手近(テヂカ)き書にも見へて」
※牛鍋(1910)〈森鴎外〉「手近い肉の一切れを挟んで口に入れた」
てぢか‐さ
〘名〙
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