@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

打製石器【だせいせっき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

打製石器
だせいせっき
打欠く方法のみによってつくり上げた石器礫器握斧石刃,グレーバー,スクレーパー尖頭器石斧石鏃などがある。旧石器文化打製石器を特徴とするが,石斧には局部磨製石斧もみられる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

だせい‐せっき〔‐セキキ〕【打製石器】
打ち欠いたり(は)いだりして仕上げた器。日本では無土器時代から縄文時代弥生時代に使用。→磨製石器

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

だせいせっき【打製石器】
石器時代に使われた,石を打ち欠いてつくった道具類の総称。また,やや広い意味で用いて,装飾品や他の用途の不明な遺物も含む打製石製品を指すこともある。石材を打ち割ることによって生ずる鋭い縁を,切る,削る,突くといった作業に利用することを目的とし,道具の形を整えるための打ち割り加工も施されている。〈打ち割る〉方法(打製)による石器づくりは,石器時代には最も初源的な姿であると同時に,ごく普遍的である。加工技術からみて,打製は基本的には石と石とをぶつけ合って欠くことにあり,これを硬質ハンマーによる直接打撃の加工と呼び,木,骨角など石より軟らかい材質による加工を,軟質ハンマー直撃の加工と呼ぶ。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

だせいせっき【打製石器】
大きな原石を打ち欠くだけで、研磨を施さずに作った石器。旧石器時代の石器の多くがこれ。新石器時代にも磨製石器と併用された。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

打製石器
だせいせっき
石材加工の三つの技術の一つ「打ち割る」方法によって、道具として機能に直接結び付いたをつくりだし、また全体の形を整えた石器類をさす。基本的には石ハンマー(硬質ハンマー)を使って直接たたき割る方法(直接打撃法)をとるが、きめ細かな材質の場合には石より軟らかい木、骨角など(軟質ハンマー)を用いた押し剥(は)ぐ方法(押圧剥離(おうあつはくり)法)による仕上がりの優美な加工がある。また、間にパンチ(たがね)を挟んだ間接的な打撃方法も考案される。黒曜石、頁岩(けつがん)、安山岩、硅岩(けいがん)などの割れ口の鋭い岩石が多用される。旧石器時代の石器類の99%以上が打製であり、礫器(れっき)(片刃のものをチョッパー、両刃のものをチョッピングトゥールとよぶ)、握斧(あくふ)、尖頭器(せんとうき)、両面加工石器、ピエスエスキーユ、植刃、舟底形石器、ナイフ形石器、切出し形石器、彫器、錐(きり)、台形石器、細石器などがある。縄文時代には石鏃(せきぞく)、石槍(せきそう)、石銛(いしもり)、打製石斧(せきふ)、石匙(いしさじ)、石錐(せきすい)など、弥生(やよい)時代には石鏃、石槍、石錐、打製石包丁(いしぼうちょう)、石小刀、主として楔(くさび)の役割をしたとみられる不定形石器、打製石鍬(いしぐわ)などの打製石器類がある。[松沢亜生]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

だせい‐せっき ‥セキキ【打製石器】
〘名〙 石を打ち欠いたり剥いだりしてつくった石器の総称。原石器の簡単なものから後期旧石器時代の微細な整形を施したものまである。日本では先縄文文化の石器はすべて打製で、縄文時代に多くつくられ、彌生時代にも見られる。→磨製石器
※雪の涯の風葬(1969)〈高井有一〉六「縄文期原人が用ゐた打製石器を」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

打製石器
だせいせっき
石面を打ちかいて作った旧石器時代の石器
研磨 (けんま) して作った磨製石器に対して呼ばれる。人類が地球上に発生してもない時期から新石器時代に至るまで使用された。大別して自然 (れき) の周辺を打ちかいて刃をつけた石核 (せつかく) 石器と,自然礫から打ちかいて取った剝片 (はくへん) を加工して作った剝片石器とがある。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

打製石器
だせいせっき
石を打ち欠いてつくった石器
旧石器時代から弥生時代まで用いられた。石斧 (せきふ) のように原材に加工した石器と石鏃 (せきぞく) や石匙 (せきひ) のように破片を利用したものと2種があり,前者を石核石器,後者を剝片 (はくへん) 石器という。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

打製石器」の用語解説はコトバンクが提供しています。

打製石器の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation