●打製石器【だせいせっき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
打製石器
だせいせっき
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デジタル大辞泉
だせい‐せっき〔‐セキキ〕【打製石器】
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世界大百科事典 第2版
だせいせっき【打製石器】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
打製石器
だせいせっき
石材加工の三つの技術の一つ「打ち割る」方法によって、道具として機能に直接結び付いた刃をつくりだし、また全体の形を整えた石器類をさす。基本的には石ハンマー(硬質ハンマー)を使って直接たたき割る方法(直接打撃法)をとるが、きめ細かな材質の場合には石より軟らかい木、骨角など(軟質ハンマー)を用いた押し剥(は)ぐ方法(押圧剥離(おうあつはくり)法)による仕上がりの優美な加工がある。また、間にパンチ(たがね)を挟んだ間接的な打撃方法も考案される。黒曜石、頁岩(けつがん)、安山岩、硅岩(けいがん)などの割れ口の鋭い岩石が多用される。旧石器時代の石器類の99%以上が打製であり、礫器(れっき)(片刃のものをチョッパー、両刃のものをチョッピングトゥールとよぶ)、握斧(あくふ)、尖頭器(せんとうき)、両面加工石器、ピエスエスキーユ、植刃、舟底形石器、ナイフ形石器、切出し形石器、彫器、錐(きり)、台形石器、細石器などがある。縄文時代には石鏃(せきぞく)、石槍(せきそう)、石銛(いしもり)、打製石斧(せきふ)、石匙(いしさじ)、石錐(せきすい)など、弥生(やよい)時代には石鏃、石槍、石錐、打製石包丁(いしぼうちょう)、石小刀、主として楔(くさび)の役割をしたとみられる不定形石器、打製石鍬(いしぐわ)などの打製石器類がある。
[松沢亜生]
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精選版 日本国語大辞典
だせい‐せっき ‥セキキ【打製石器】
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旺文社世界史事典 三訂版
打製石器
だせいせっき
研磨 (けんま) して作った磨製石器に対して呼ばれる。人類が地球上に発生して間もない時期から新石器時代に至るまで使用された。大別して自然礫 (れき) の周辺を打ちかいて刃をつけた石核 (せつかく) 石器と,自然礫から打ちかいて取った剝片 (はくへん) を加工して作った剝片石器とがある。
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旺文社日本史事典 三訂版
打製石器
だせいせっき
旧石器時代から弥生時代まで用いられた。石斧 (せきふ) のように原材に加工した石器と石鏃 (せきぞく) や石匙 (せきひ) のように破片を利用したものと2種があり,前者を石核石器,後者を剝片 (はくへん) 石器という。
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