@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

托鉢【たくはつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

托鉢
たくはつ
piṇḍapātika
仏教経文を称えながらを持って人家を回り食べ物を乞うこと。乞食 (こつじき) のこと。中国,宋時代からこの語は使われるようになった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

たく‐はつ【×托鉢】
[名](スル)僧尼が修行のため、を唱えながら各戸の前に立ち、食物金銭を鉢に受けて回ること。乞食(こつじき)。行乞(ぎょうこつ)。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

たくはつ【托鉢】
サンスクリットのパインダパーティカpaiṇḍapātikaの訳で,行乞(ぎようこつ),乞食(こつじき)などとも訳される。インドでは婆羅門(ばらもん)教などに鉢をもって在家に食を乞(こ)うことが行われたが,仏教もその風習をとり入れ,出家した僧は,厳密に定められた種々の規律に従って行乞を行い,生活の手段とした。中国や日本では主として禅宗において行われ,軒鉢(けんぱつ)と称して家ごとに喜捨を乞うていく形式と,連鉢(れんぱつ)と称して一軒一軒立ちどまることなく道を歩く様式がある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

托鉢
たくはつ

鉢(はつ)(とくに鉄鉢(てっぱつ))を持って食物を乞(こ)うこと。乞食(こつじき)ともいう。托鉢の語は中国宋(そう)代から用いられるようになった。パーリ語、サンスクリット語ではピンダパータpiapātaといい、インドの修行者は、托鉢によって食物を得た。最初期の仏教の比丘(びく)たちは、もっぱら托鉢によって食を得たが、のちに仏教信者からの「招待食(しょうたいじき)」も受けるようになった。頭陀行者(ずだぎょうじゃ)たちは、あえて招待食を拒否し、托鉢食のみによった。現在スリランカ(セイロン)、ミャンマー(ビルマ)、タイなどの仏教国で、早朝托鉢をする黄衣の僧たちの姿がみられる。日本では、禅宗や普化(ふけ)宗などでとくに托鉢が行われ、修行の一つともみなされている。雲水(うんすい)たちは、托鉢をしながら諸国を行脚(あんぎゃ)し修行に励む。

[阿部慈園]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

たく‐はつ【托鉢】
〘名〙 (pindapātika の訳。鉢に物を受ける意)
① 仏語。出家が鉢を持って食のほどこしを受けること。禅宗では特に厳重な規律を定め、修行の一環とするが、諸宗でも広く行なう。僧尼が鉢を持って経文を唱えながら各戸をまわり、米や銭などの施与を鉢に受ける。乞食(こつじき)。行乞。鉢開き。
※東海夜話(1645頃)上「朝入城中托鉢して食ふ」
② 仏語。禅寺で粥飯の時に、僧尼が鉢をもって食堂に行くこと。
※寛永十年刊本無門関鈔(17C前)上「悟上の衲僧が托鉢して法堂に下たは只ではあるまいと」 〔続伝燈録‐惟正禅師〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

托鉢」の用語解説はコトバンクが提供しています。

托鉢の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation