●抵抗器【ていこうき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
抵抗器
ていこうき
resistor
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デジタル大辞泉
ていこう‐き〔テイカウ‐〕【抵抗器】
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世界大百科事典 第2版
ていこうき【抵抗器】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
抵抗器
ていこうき
resistor
ある抵抗値を得るための電子部品。抵抗値が固定のものと可変のものとがある。抵抗器は抵抗値のほか、発熱するので定格電力、電圧の上限を示す定格電圧、温度係数などにより仕様が示される。小電力の電子回路用抵抗器は形状によってリード抵抗、チップ抵抗などに分類される。また、金属皮膜抵抗、酸化金属皮膜抵抗、カーボン抵抗、巻線抵抗など、抵抗体の種類によっても分類される。
計測用としては標準抵抗器や、ホイートストンブリッジ(ブリッジ回路のうちもっとも基本となるもので、5個の抵抗が接続されたブリッジ)の各辺に用いる抵抗器や、電圧計や電力計に内蔵させる抵抗器がある。これらは、抵抗値の経年変化が少ないこと、および温度変化による抵抗値の変化が少ないことが要求される。このため計測用の抵抗器にはマンガニン線(銅とマンガン、ニッケルの合金線)が用いられる。一般に金属の抵抗値は1℃の温度変化があると抵抗値が1000分の4~6変化するのに対し、マンガニン線は温度変化に対する抵抗変化がきわめて小さく、1℃当り10万分の1~10である。
電動機や発電機の始動器や抵抗制御のためにかつて多く用いられた抵抗器は、鉄に少量の炭素およびシリコンを入れた抵抗線をコイル状、リボン状に形成したものを用いる。これらを可変抵抗にするには、コイル状に巻いた抵抗線の外面をすり接触しながら移動できる接触子を設ける。これをすべり抵抗器という。または固定抵抗器を多数直列に結び、各接続点から端子を出し、これら端子上を移動できる接触子を設けておいて、これの移動で抵抗を変える。
大電流の制御には液体抵抗器を用いる。電解質や純水を水槽に蓄え、これに電極をつり下げたもので、電極の侵入深さを加減して極間の電気抵抗を連続的に変えることができる。この電極を3本設ければ三相回路の可変抵抗器が得られる。
[磯部直吉・森本雅之]
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精選版 日本国語大辞典
ていこう‐き テイカウ‥【抵抗器】
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