●抽象名詞【ちゅうしょうめいし】
精選版 日本国語大辞典
ちゅうしょう‐めいし チウシャウ‥【抽象名詞】
〘名〙 名詞の分類の一つ。具体名詞が具体的な事物の概念を表わすのに対して、抽象概念を表わす名詞。「精神、経済、向上、力、長さ、美醜、真紅」など。英仏語などではこれらの概念にあたる語は複数形が用いられないなどの文法的特色があるが、日本語では、単に意味上の見方に過ぎず、範囲は必ずしも明らかでない。
※狂画一ト口噺(1910)〈谷川梅人〉焼火箸「抽象名詞(〈注〉アブストラクトナウン)と云ふのは人間が考へる事が出来るが然し手を触れる事の出来ないものの名であります」
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デジタル大辞泉
ちゅうしょう‐めいし〔チウシヤウ‐〕【抽象名詞】
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