@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

担保責任【たんぽせきにん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

担保責任
たんぽせきにん
売買,請負などの有償契約について給付した目的または権利欠陥があった場合,給付した相手方に対して負わされる契約上の責任本来は給付が完了して債務が消滅すればそれ以上相手に対する義務はないが,両当事者の公平と取引の信用保護のため認められる。担保責任は給付をした者に過失がなくても生じ,相手方は一定の条件のもとに契約の解除,代金減額,損害賠償を請求できる。担保責任が認められるのは追奪担保責任瑕疵担保責任の2つの場合である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

たんぽせきにん【担保責任】
担保責任とは,売買等の目的物に性質上ないし法律上の欠点(瑕疵(かし))がある場合に対する債務者の責任をいう。現行法上売買(民法560~572条),消費貸借(590条),請負(634~640条),贈与(551条),遺贈(996~998条)等に規定がある。さらに契約当事者双方が対価的関係にある給付を交換する有償契約一般に売買規定が準用されるので(559条),担保責任は財産権移転を伴う取引に広範に認められている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

担保責任
たんぽせきにん

契約の目的たる物または権利に瑕疵(かし)または欠缺(けんけつ)があった場合、それを給付した者は、契約の解除、代金の減額、損害賠償などの責任を負う。これを担保責任という。担保責任に関する民法の規定は、贈与、売買、請負などについて定められているが、もっとも重要なのは売買の場合である。

 売買における売り主の担保責任(民法561条以下)は、たとえば、他人の権利を売買した場合、売買の目的たる権利の一部が他人に属する場合、数量を指示して売買した物が不足の場合、および物の一部が契約の当時すでに滅失していた場合、売買の目的物に隠れた瑕疵があった場合(これを瑕疵担保責任とよぶ)、などの場合に生じ、売り主は、契約の解除、代金の減額あるいは(かつ)損害賠償などの責任を負う。これらのうちでもっとも重要なのは瑕疵担保責任(同法570条・566条)であるが、その責任の性質は従来法律が特別に定めた責任(法定責任)と解されていたが、今日では債務不履行責任の一種と考える説が有力である。また、請負の場合には、仕事の目的物に瑕疵あるとき、請負人は瑕疵修補、契約の解除あるいは(かつ)損害賠償の責任を負う(同法634条以下)。なお贈与の場合には、無償契約であるので、贈与者がその瑕疵または欠缺を知って告げなかったときにだけ担保責任を負うにすぎない(同法551条)。

[淡路剛久]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

たんぽ‐せきにん【担保責任】
〘名〙 契約の当事者が、自分の給付した物、または権利に不完全な部分があるとき、損害賠償などの責任を負うこと。有償契約一般について認められる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

担保責任」の用語解説はコトバンクが提供しています。

担保責任の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation