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【カツ】

デジタル大辞泉

かつ【括】[漢字項目]
常用漢字] [音]カツ(クヮツ)(漢) [訓]くくる くびれる
入り口を締めくくる。「括約筋
前後から中のものを囲む。「括弧
ばらばらのものを一つにまとめる。「一括概括総括統括包括

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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精選版 日本国語大辞典

くくし【括】
〘名〙 (動詞「くくす(括)」の連用形の名詞化)
① くくること。また、その材料。くくり。からげ。
※御伽草子・天狗の内裏(室町時代小説集所収)(室町末)「くくしのもとゆひにて、ゆはせ申」

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くく・す【括】
〘他サ四〙
① くくる。しばる。
※御伽草子・鴉鷺合戦物語(室町中)「をのれはいづくの者ぞ。あの文うばへ、くくせ、しばれといひければ」
※二人むく助(1891)〈尾崎紅葉〉五「死骸を縛(クク)せし縄を此時忍びやかに解けば」
② 括染(くくりぞめ)にする。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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くくり【括】
〘名〙 (動詞「くくる(括)」の連用形の名詞化)
① 袋などの口をしばること。きつく締めること。また、そのしばるひもなど。
※古今著聞集(1254)一一「結び袋に色色の玉をむらごにつらぬきて、くくりにして、〈略〉双紙一帖入たり」
② 狩衣(かりぎぬ)・指貫(さしぬき)などの袖や裾(すそ)に付けてあるひも。
※源氏(1001‐14頃)夕顔「君に馬は奉りて、くくり引き上げなどして、かつはいとあやしくおぼえぬ」
※平家(13C前)一一「知時が狩衣の袖のくくりをといて」
③ 鳥や獣などを捕えるしかけ。わなの類。
※古今著聞集(1254)一六「くくりをかけて鹿をとりける程に」
※俳諧・犬筑波集(1532頃)雑「さんせうのめにも涙やこほるらん おやはくくりにかかるこねずみ」
④ くくり染めにすること。纐纈(こうけち)であり、しぼり、めぞめ、かのこぞめをいう。
※今鏡(1170)四「くくり、かけとぢなどしたる雑仕」
⑤ きつくしぼったような、もののくびれ。またそのようなくびれのついたもの。
※多聞院日記‐天正一一年(1583)五月一九日「鞠は尾張くくり本也」
※小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉三「実長きを夕顔といひ、実に約(ククリ)あるを瓢箪といひ」
※随筆・用捨箱(1841)下「垜枕(あづちまくら)〈略〉西川祐信の画『正徳雛形』の枕尽しの模様に形の似たるはあれども、今の如く経(ククリ)といふ物をつけたるは無し」
⑦ 物事をまとめること。しめくくり。
※絅斎先生敬斎箴講義(17C末‐18C初)「一身の根本、万事の主宰と成て、是からしまれば、天下国家のくくりを得る」
⑧ 物事の結末。また、それに対する考え。
※滑稽本・古朽木(1780)二「当れば仕合、中(あた)らずば夫迄といふ括(ククリ)がなくて」
※破戒(1906)〈島崎藤村〉一五「自分の意見を述べて、いよいよ結末(ククリ)といふ段になると」
⑨ 和船の帆装用の主要綱道具の一つ。帆柱の先端から船首水押へ張る太い麻綱で、帆を巻き上げる身縄の張力で帆柱が後方に曲げられないようにするもの。筈緒(はずお)。また、この両端だけ称することもある。〔日葡辞書(1603‐04)〕
⑩ それぞれが金を出しあって必要なものを買うこと。
※玉塵抄(1563)一六「醵は各出にぜにをだいて酒をかうてのむことぞ、ここらにくくりと云ことぞ」
⑪ 楊弓(ようきゅう)・大弓(だいきゅう)などで銭をかけるときの、かけ金十銭のこと。
※類聚名物考(1780頃)調度部一五「所務的〈略〉に銭を賭物にする時の辞有り。〈略〉十一銭、括(ククリ)のさし始。〈略〉十九銭、くくりの際」
⑫ 版画で、描線と彩色の部分との調和をはかり、絵に締まりをつけるために、かき加える線。

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くく・る【括】
〘他ラ五(四)〙
① ばらばらのものを縄や紐(ひも)などで一つにたばねる。まとめて結ぶ。まとめる。
※万葉(8C後)一三・三三三〇「玉こそば 緒の絶えぬれば 八十一里(くくリ)つつ またも逢ふといへ」
※俳諧・猿蓑(1691)五「此夏もかなめをくくる破扇(やれあふぎ)〈園風〉 醤油ねさせてしばし月見る〈猿雖〉」
② 物のまわりを縄や紐などでしばる。締める。ゆわえる。
※古本説話集(1130頃か)五八「腰をくくられて」
※名語記(1275)五「皮にて、まろく、くくりなせる、まり」
③ 自由を束縛する。強制して物事をさせる。
※浮世草子・傾城色三味線(1701)湊「あけ暮渡世のいとなみにくくられて」
④ 物事に、ある区切りやまとまりをつける。まとめる。しめくくる。「かっこでくくる」
※改正増補和英語林集成(1886)「カンジョウヲ kukuru(ククル)
⑤ 物事のありさまをあらかじめはかる。予想する。「高をくくる」
※浮世草子・傾城禁短気(1711)五「地の人ならねば跡を引かれてからが、高が知れてあると、中括りに括って」
⑥ 括染(くくりぞめ)にする。
※古今(905‐914)秋下・二九四「ちはやぶる神世もきかずたつた川から紅に水くくるとは〈在原業平〉」
⑦ (縊) (首をくくるの意から) 縊死(いし)する。
⑧ 双六(すごろく)で、敵の進出するのをはばむ意か。
※浄瑠璃・加賀国篠原合戦(1728)三「六さきくくった双六に、くぐれ松山一六を、振り出したる如くなり」
⑨ 絵の主要な部分などを、すこし濃い色で線を加えたり、隈取(くまど)りしたりする。

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くく・れる【括】
〘自ラ下一〙 紐(ひも)や縄などが巻きつけられて、その部分が細くしまる。また、紐などがくいこんだあとのような筋ができる。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「頸の括(クク)れるやうな前折の衿(カラア)に」

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