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捕虜【ほりょ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

捕虜
ほりょ
prisoner of war
戦時にに捕えられた者のうち国際法上の一定の要件,すなわち正規軍に属する戦闘員非戦闘員交戦資格を備えた民兵群民蜂起の構成員,元首,大臣,外交使節団などに該当する者。平和的人民原則として捕虜にはされない。捕虜は常に人道的に待遇され保護されねばならず,虐待措置は禁止される。また実際の敵対行為が終了したのち,遅延なく解放され,返還されなければならない。捕虜に関する国際法規は 1899年の陸戦ノ法規慣例ニ関スル条約付属規則(→ハーグ陸戦規則)により法典化され,1929年の俘虜ノ待遇二関スル条約,および第2次世界大戦の経験に照らして作成された 1949年の捕虜の待遇に関する条約(ジュネーブ第3条約)により保護の範囲と内容が拡充された。第2次世界大戦中の日本軍による連合国捕虜の取り扱いをめぐっては,21世紀にいたっても,不当であったとして補償を求める動きが続いた(→戦後補償)。また日本軍将校のシベリア抑留についても捕虜に関する国際法規との間で議論が残された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ほ‐りょ【捕虜】
戦争などで敵に捕らえられた人。とりこ。虜(ふりょ)。
[補説]作品名別項。→捕虜

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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ほりょ【捕虜】[戯曲]
原題、〈ラテン〉Captivi》紀元前3世紀から紀元前2世紀頃の古代ローマの喜劇作家、プラウトゥスによる戯曲

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世界大百科事典 第2版

ほりょ【捕虜】
一般に,戦争において敵の権力内におちいった者の総称であり,国際法上その資格要件と待遇が定められている。もっとも,交戦国による捕虜の取扱いは大きく変遷してきた。近代以前の戦争において,捕虜は殺害されあるいは奴隷となり,17世紀になると捕虜交換や身代金制度が始まった。18世紀にはフランス革命契機に,当時の人権思想に基づいて捕虜に一定の人道的待遇を与えることが要求された。この要求は近代国家における国民軍制度の採用によって強まったが,19世紀後半以来不正規の戦闘参加の増大につれ,交戦者資格ないし捕虜資格の要件を満たした者のみに捕虜待遇が与えられることになった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ほりょ【捕虜】
戦争などで敵に捕らえられた者。国際法上の捕虜には、赤十字条約に従い、人道的な待遇が与えられる。俘虜(ふりよ)。 → 赤十字条約

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

捕虜
ほりょ
prisoner of war
捕虜とは、戦争において敵の権力内に陥った者をさすが、捕虜待遇を与えられるための資格要件は国際法によって定められている。1899年ハーグ陸戦規則(1907年改定)、1929年ジュネーブ捕虜条約(1949年改定)、1949年捕虜条約を含む1949年ジュネーブ諸条約に対する1977年第一追加議定書によって捕虜資格要件は漸次緩和され、今日では国家の正規軍・不正規軍構成員のほか、民族解放戦争において民族自決のために闘う戦闘員にも捕虜待遇を受ける資格が認められてきている。また、軍隊構成員ではないが、従軍記者や需品供給者など許可を得て軍隊に随伴する者、商船や民間航空機の乗組員で敵の権力内に陥り他の国際法規定によっていっそう有利な待遇を受けない者にも同様に捕虜待遇が与えられる。捕虜の取扱いもフランス革命以来人権思想に基づく人道的待遇が要求され、上記の捕虜条約には詳細な保護規定が置かれている。それによれば、捕虜の一般的保護の基礎にある原則として、捕虜はこれを捕らえた個人または部隊の権力内にあるのではなく、抑留国が捕虜待遇について責任を負う。捕虜の保護内容としては、人道的待遇、健康に重大な危険を及ぼす行為の禁止、暴行・脅迫ならびに侮辱や公衆の好奇心からの保護などがあげられる。抑留国は捕虜につきその本国に通知し、その家族や中央捕虜情報局への通知票送付を認めねばならず、敵対行為終了後は捕虜を遅滞なく解放しかつ送還しなければならない。[藤田久一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ほ‐りょ【捕虜】
〘名〙 戦争などで敵軍に捕えられた者。俘虜。とりこ。また、比喩的に、あるものの魅力に心を奪われる状態をいう。
※史記抄(1477)一五「首虜率とは斬首捕虜の功によりて封賞の科か定てある法令を率と云ぞ」

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