●掃除【ソウジ】
デジタル大辞泉
そう‐じ〔サウヂ〕【掃除】
1 はいたりふいたりして、ごみやほこり、汚れなどを取り去ること。「庭を
2 社会の害悪などを取り除くこと。「政界を
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世界大百科事典 第2版
そうじ【掃除】
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そうじょ【掃除】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
掃除
そうじ
快適な生活をするため、ちりを取り除いて住まいの内外を清潔にすること。また持ち物の整理や家屋の手入れのほか、室内を趣味よくしつらえて、子供の教育の場としての家を整えることなどもこれに含まれる。古来日本の家屋は、木、竹、紙から成り立ち、主として植物性の食物に依存してきたため、汚れの質が軽い。したがって、ほうきで掃く、はたきをかける、あるいは雑巾(ぞうきん)で拭(ふ)くなど、また洗剤としては灰汁(あく)を用いる程度で汚れを取り除くことができた。これに対し西洋の住居は、その材質から通風も採光も悪く、石炭暖房による煤(すす)や灰、牧畜民族であることから家畜の処理やソーセージなどの薫煙作業など、汚れが重質性であった。さらにヨーロッパ大陸は地続きであるため、ペストやコレラなどの伝染病が非常に早く広がった。そこで、これらを防ぐためには徹底的な掃除が必要であり、早くからアンモニア、塩素、有機酸、アルコールなどの化学薬品を使った掃除法が研究され、発達してきた。18世紀のイギリスでは、すでに現在とほとんど変わらない掃除法が行われていた。
日本の場合は、文明開化のころから生活様式の洋風化が始まったが、本格的な洋風式の掃除は第二次世界大戦後である。つまり、掃除用合成洗剤が1960年(昭和35)に発売されて以来のことである。現在では酸、アルカリ、溶剤、塩素などの使用が普及して、ほぼ国際水準に近い掃除ができるようになった。
また、昔からの風習として大掃除がある。普通、春か秋、または年末に、地区ごとに一斉に行われることもある。
[西川勢津子]
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精選版 日本国語大辞典
そう‐じょ サウヂョ【掃除】
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