@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

掩蔽【えんぺい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

掩蔽
えんぺい
occultation
普通は月が太陽以外の他の天体を隠す現象星食ともいう。月による恒星に比べると,惑星の掩蔽はかなりまれであり,惑星による恒星の,あるいは惑星同士の掩蔽はほとんど起らない。ただし,惑星によるその惑星の衛星の掩蔽は,たとえば木星の場合など,きわめて頻繁に観測される。掩蔽現象は,月や惑星,衛星の軌道を精密に測定するのに役立つ。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

えん‐ぺい【×掩蔽】
[名](スル)
おおい隠すこと。「旧悪を掩蔽する」
地球と恒星または惑星との間に月が入り、恒星・惑星を隠す現象。月の位置の精密測定に利用される。星(せいしょく)。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

えんぺい【掩蔽】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

掩蔽
えんぺい
occultation

月が恒星や惑星などの前にきて、それらの天体を隠す現象。日食、月食に対して星食ともよぶ。明るい恒星の掩蔽はめったにおこらないが、月の通り道である白道に近いレグルス、スピカ、アンタレス、アルデバランなどの1等星は比較的多く掩蔽される。6等星ぐらいまでの恒星の掩蔽は毎年数十回見ることができる。月が明るいと暗い星の掩蔽は見にくく、満月前は月の欠けた暗い縁に入るので見やすいが、満月後は明るい縁に入るので見にくい。恒星はほとんど点光源のように見え、瞬間的に隠れ、また現れるので、その時刻の測定は、月の位置や運動の研究上重要視されてきた。しかし月の形は真円ではなく、山や谷の凹凸があるので、問題は複雑である。近年は月の周縁の凹凸がかなり詳しく調べられており、月の北や南の端を恒星がかすって通るいわゆる接食の観測が重要視されている。

 惑星が月に隠されることもあり、また惑星が恒星を隠すこともある。これらも掩蔽の一つである。木星や土星のように濃い大気をもつ惑星が恒星を掩蔽するときは、恒星がしだいに暗くなるようすから大気の性質の研究に役だったこともあるし、1977年には天王星が恒星を隠したときの観測から、天王星に細い環が発見された。さらに小惑星による恒星の掩蔽も近年盛んに観測され、そのなかから衛星のようなものがある小惑星も発見されている。

[村山定男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

えん‐ぺい【掩蔽】
〘名〙
① おおいかくすこと。かくしてわからなくすること。
※太平記(14C後)二四「本寺本山之威光、白日空被掩蔽(エンヘイ)」 〔礼記‐月令〕
② 月が天球上を動いている間に、惑星や恒星を隠す現象。星食。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

掩蔽」の用語解説はコトバンクが提供しています。

掩蔽の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation