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摩多羅神【またらじん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

摩多羅神
またらじん
天台宗で崇拝する神。延暦寺常行三昧堂守護神であり,玄旨帰命壇本尊でもある。頭にぼく頭 (ぼくとう) をかぶり,狩衣を着,を持っている。元来インドの神であったが,最澄入の際に伝えられ,崇拝により往生ができるとされる。京都太秦の広隆寺牛祭祭神

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デジタル大辞泉

またら‐じん【摩多羅神】
天台宗で、常行三昧堂(じょうぎょうざんまいどう)の守護神。また、玄旨帰命壇(げんしきみょうだん)の本尊。最澄円仁が唐から帰国の際に出現して守護したと伝えられる。
京都市右京区太秦(うずまさ)の広隆寺の牛祭りの祭神。 秋》「里の子も覚えて所―/太祇

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世界大百科事典 第2版

まだらじん【摩多羅神】
中世に天台宗寺院の常行三昧堂(常行堂)にまつられた護法神。《渓嵐拾葉集》は,慈覚大師(円仁)の帰朝の船中で影向(ようごう)して念仏守護を誓ったという伝承(大師の引声(いんぜい)念仏請来説話と,新羅明神赤山明神の影向譚のような外国渡来の神の縁起に基づく)を載せる。これは,常行堂が止観の道場から念仏声明に携わる堂僧たちの聖所となっていく過程で,阿弥陀仏の垂迹神として彼らの組織の中心となる神格が創造されたことを示す。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

またらじん【摩多羅神】
天台宗でまつる常行三昧堂の守護神。また、玄旨帰命壇げんしきみようだんの本尊。円仁帰国の際に出現したという伝承があり、源信が念仏の守護神に勧請したともいう。猿楽の芸能神とされ、翁おきなの成立に関係する。像は唐制の幞頭ぼくとうをかぶり、和様の狩衣を着け、鼓を打つのが普通。京都太秦うずまさの牛祭ではこの神がまつられる。

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精選版 日本国語大辞典

またら‐じん【摩多羅神】
[一] 仏語。天台宗であがめる、常行三昧堂の守護神。また、玄旨帰命壇の本尊としてまつられた神。一説に、頭部に唐制の幞頭(ぼくとう)をつけ和様の狩衣を着、鼓を打つ姿をとるとする。最澄入唐の際および円仁帰朝の際に、その船中に化現したと伝えられる。〔渓嵐拾葉集(1318)〕
[二] 特に、京都市右京区太秦(うずまさ)の牛祭の主祭神。源信が広隆寺に勧請したものと伝える。また、その祭で、幞頭、狩衣の姿に紙製の大きな面をつけて、この神に扮(ふん)した人やその面をいう。《季・秋》 〔日次紀事(1685)〕

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