●撥音【はつおん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
撥音
はつおん
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デジタル大辞泉
ばち‐おと【×撥音/×桴音】
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はつ‐おん【×撥音】
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世界大百科事典 第2版
はつおん【撥音】




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日本大百科全書(ニッポニカ)
撥音
はつおん
「はねる音」ともいう。「どんな」「シンブン」のように、今日、平仮名「ん」、片仮名「ン」で表記する音韻。記号《N》で示される。実際の発音を音声学的にみると、後続する子音の違いに応じて、[m](p,b,mが後続)、[n](t,d,n,rが後続)、[ŋ](k,g,ŋが後続)、[](a,o,uなどが後続)などに分かれる。歴史的にみると、本来日本語にはなく、一つは漢字音として、一つは和語の音便として、平安時代以後に日本語の音韻体系のなかに定着したものである。平安後期から院政期の文献では、漢字音の唇内撥音-mを有する字は「金(キム)」「森(シム)」のように仮名「ム」で、舌内撥音-nを有する字は「民(ミン)」「文(ブン)」のように仮名「ン」で、それぞれ表記し分けられている。和語の音便でも、「件(クダ)ンノ」「何(ナ)ンゾ」のように「リ」や「ニ」からの撥音便は「ン」、「摘ムダル」「選ムデ」のように「ミ」や「ビ」からの撥音便は「ム」で表記し分けられている。これは、当時、音韻として唇内撥音≪-m≫と舌内撥音≪-n≫とを区別していたことを物語るもので、のち鎌倉時代に入ってその区別が失われ、今日に至ったと考えられる。
[沼本克明]
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精選版 日本国語大辞典
ばち‐おと【撥音】
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はつ‐おん【撥音】
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