●放火【ホウカ】
デジタル大辞泉
ほう‐か〔ハウクワ〕【放火】
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世界大百科事典 第2版
ほうか【放火】
戦時・平時に故意に居宅・財物を焼くこと。戦術としての放火は焼打とも呼ばれた。
[古代]
山背大兄王(やましろのおおえのおう)と蘇我入鹿が軍事的衝突をしたとき,斑鳩宮(いかるがのみや)が焼かれ,蝦夷征討過程で村落が焼き払われ,平将門の乱のとき伴類らの居宅が焼掃されたごとく,軍事作戦の一環として放火が行われたが,政治的緊張がたかまった状況下で,不満をもつ者が放火にはしることが珍しくなかった。平安京内で宮殿や貴族の邸宅がしばしば焼落しているが,不満をもつ者の放火による場合が多く,任国の百姓が受領(ずりよう)の屋敷に放火することもあった。
[古代]
山背大兄王(やましろのおおえのおう)と蘇我入鹿が軍事的衝突をしたとき,斑鳩宮(いかるがのみや)が焼かれ,蝦夷征討過程で村落が焼き払われ,平将門の乱のとき伴類らの居宅が焼掃されたごとく,軍事作戦の一環として放火が行われたが,政治的緊張がたかまった状況下で,不満をもつ者が放火にはしることが珍しくなかった。平安京内で宮殿や貴族の邸宅がしばしば焼落しているが,不満をもつ者の放火による場合が多く,任国の百姓が受領(ずりよう)の屋敷に放火することもあった。
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精選版 日本国語大辞典
ほう‐か ハウクヮ【放火】
〘名〙 火事を起こすために、火をつけること。つけび。ひつけ。
※日本紀略‐天延三年(975)一一月一四日「丑刻、朔平門右衛門陣屋放火、吉上時光禁獄」
※信長公記(1598)一〇「秋田城介信忠〈略〉御陣を居ゑさせられ、城下悉く放火なされ」 〔張籍‐漁陽将詩〕
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