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政策金融【セイサクキンユウ】

デジタル大辞泉

せいさく‐きんゆう【政策金融】
国が特定の政策目的を実現するために政府金融機関を通じて行う、融資保証などの金融的手段のこと。信用リスクなどにより民間金融機関では融資が難しい場合でも、社会的必要性を考慮して、融資等を行う。
[補説]過大な政策金融は民業を圧迫するなどの判断から平成19年(2007)より政府金融機関の統廃合・民営化が進められてきたが、平成20年(2008)の世界金融危機により、企業の融資需要が高まる一方、民間金融機関は融資に消極的にならざるをえない状況となったため、政府は緊急措置として政府金融機関による融資を増やした。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

せいさくきんゆう【政策金融】
ある特定の政策目的の達成のための融資方式による財政資金供給をいう。この性質上,政策金融を担当するのは政府金融機関である。政策金融がこのような形態で行われるのは,政策金融に関する責任の所在を明らかにするとともに,その運営効率を高めようとするためである。政策金融は,政策目的とのかかわり合いの程度からみて,民間金融に対する(1)量的補完金融と(2)質的補完金融に二大別される。(1)量的補完とは,民間金融機関の資力が不十分なため生じる金融ギャップを,政策金融によって可能なかぎり充足しようとするものである。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

政策金融
せいさくきんゆう

経済政策の手段の一つで、政府資金を政府系金融機関を通じて貸し出すことをいう。経済政策の手段としては、ほかに補助金や減免税などがあるが、政策金融は借り手が元利金を返済するという意味で、政策対象者が自己責任をもつところに特徴がある。政策金融は民間金融を補完することに意義をもつが、その場合でも量的補完よりは質的補完に徹すべきだとされている。質的補完の内容としては、民間金融より貸出金利を低くするとか、貸出期間を長期化することのほか、民間金融が対象としないが、経済政策上資金の配分を必要とする分野に融資することなどがあげられる。日本の政策金融の対象としては、戦略産業金融(研究開発を含む)、地域開発金融、中小企業金融、農林漁業金融、住宅金融、地方公営企業金融、海外投資金融などがあげられる。2001年(平成13)3月までは郵便貯金や年金積立金などを通じて集められた資金が資金運用部を経由して自動的に政府金融機関などの財政投融資機関へと流れる仕組みであったが、同年4月からは財政投融資制度改革が実施され、政府金融機関は財投機関債を発行することにより、直接、金融市場から資金を調達することが原則とされた。

[原 司郎・北井 修]

『岩田一政・深尾光洋編『シリーズ・現代経済研究15 財政投融資の経済分析』(1998・日本経済新聞社)』『高橋洋一著『財投改革の経済学』(2007・東洋経済新報社)』『富田俊基著『財投改革の虚と実』(2008・東洋経済新報社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せいさく‐きんゆう【政策金融】
〘名〙 政府系金融機関が、政府の政策を実現するために行なう金融。財政投融資資金が主な財源となる。住宅金融公庫を通じての住宅金融、中小企業金融公庫を通じての中小企業向け金融など。

出典:精選版 日本国語大辞典
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