●故宮【こきゅう】
世界大百科事典 第2版
こきゅう【故宮 Gù gōng】
北京の旧市内のほぼ中央を占める紫禁城のことで,明・清時代の宮城だから故宮といわれる。もとはこれとともに宮苑や官庁を併せ含んだ区域を皇城と称したが,周囲の城壁は早くから取り払われている。1417年(永楽15)に明の成祖永楽帝が南京から都を移し,元の宮城跡に築いたもので,明末に大破壊をこうむったあと,清がほとんどその規模を受けついで復興し今日にいたった。地域は南北960m,東西760mで,高さ10mの厚い城壁に囲まれ,四面に各1門,四隅に角楼を設け,その外に幅50m余の堀をめぐらす。
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精選版 日本国語大辞典
こ‐きゅう【故宮】
〘名〙 昔の宮殿。ふるい宮殿。
※源平盛衰記(14C前)七「唐の呂房と云人、旅の空に行しかども、故宮(コキウ)の月に慰みけり」 〔王建‐過綺岫宮〕
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デジタル大辞泉
こ‐きゅう【故宮】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
故宮
こきゅう
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