●教父【きょうふ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
教父
きょうふ
patres ecclesiae; church fathers
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デジタル大辞泉
きょう‐ふ〔ケウ‐〕【教父】
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世界大百科事典 第2版
きょうふ【教父】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
教父
きょうふ
church fathers 英語
Kirchenväter ドイツ語
「教会の父」の意。教父とは一般的には古代教会における代表的神学者をさす。ただしカトリック教会では、そのなかでもとくに正統信仰をもち、聖なる生涯を送り、教会によって公認され、古代(2~8世紀)に属する特定の神学者に限定されている。
教父は、その著作に用いた言語によって「ギリシア教父」と「ラテン教父」に大別される。ギリシア教父は比較的に思弁的であり、プラトニズムの影響下で、教義(三位(さんみ)一体論とキリスト論)の形成に寄与した。ユスティノス、イレナエウス(エイレナイオス)、クレメンス(アレクサンドリアの)、オリゲネス、アタナシウス、バシレイオス、グレゴリオス(ニッサの)、クリソストモス、キリロス(アレクサンドリアの)など。ラテン教父は比較的に実践的で、とりわけ教会の伝統や倫理や職制の形成に貢献した。テルトゥリアヌス、キプリアヌス、ラクタンティウス、アンブロシウス、ヒエロニムス、アウグスティヌス(ギリシア教父の特色をもあわせもつ)、ボエティウスなど。これら教父たちの神学思想大系を「教父神学」または「教父哲学」といい、教父についての研究を「教父学」という。
[荒井 献]
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精選版 日本国語大辞典
きょう‐ふ ケウ‥【教父】
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旺文社世界史事典 三訂版
教父
きょうふ
patres ecclesitici (ラテン)
church fathers (イギリス)
教説が正統であること,生活が清潔であることなどが教会から認められたものの尊称で,その著作は信者に対して『聖書』につぐ権威を有する。アウグスティヌスやエウセビオスらが有名。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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