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数量指数【すうりょうしすう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

数量指数
すうりょうしすう
volume index
製品,原材量,生産量など数量変動をとらえるために作成される指数をいい,価格変動をとらえる物価指数をなす。したがって物価指数で議論される指数算式,基準時の選定,指数の接続法,品目の選定などについても数量指数で問題とされる。また物価指数と組合せて使用される場合が多いが,指数のチェックやテストそのものに用いられるときもある。おもな算式としてラスパイレス式,パーシェ式,フィッシャー式,エッジワース式などがあり,これらは価格と数量を入替えればそのまま物価指数の算式となる。日本で公表されている代表的な数量指数に経済産業省鉱工業生産指数鉱工業生産者出荷指数,各種在庫指数 (製品,原材料など) がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

すうりょうしすう【数量指数】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

数量指数
すうりょうしすう
volume index

雇用量、生産量、輸出入量など時間的、場所的に異なる値を示すものについて、その相対的な差異を、実体的変化として数量的に把握できるように作成された統計数値のこと。経済統計においては、金額指数に対するものである。数量指数には、単一の統計系列から作成される単純数量指数と、いくつかの統計系列を合成することによって一つの指数系列に作成される総合数量指数とがある。いま、日本の四輪車輸出について、乗用車とトラック・バスのそれぞれ個別の単純数量指数と両品目をあわせた四輪車全体としての総合数量指数を算出するとしよう。2000年の乗用車の輸出台数は379万台で2007年の台数は581万台であった。この統計を用いて2000年を基準(=100)とした2007年の乗用車輸出の数量指数は153となる。また、トラック・バスの輸出数量はそれぞれの年次について66万台と74万台であったから、同じく2000年を基準年としたトラック・バスの輸出数量指数は112となる。乗用車とトラック・バスをあわせた四輪車全体としての日本の輸出数量指数を算出するには、乗用車とトラック・バスのそれぞれの単純輸出数量指数を合成する必要がある。その合成にはいくつかの方法があり、それぞれに一長一短があるが、ここでは一般に用いられるラスパイレス指数として作成することにする。これは基準時点で作成されたウェイトをそれぞれの単純数量指数に乗じて作成するものである。ここでは、基準年次である2000年の乗用車とトラック・バスのそれぞれの輸出金額の比率をウェイトとして用いることにする。輸出統計に基づいて算出されたその輸出金額比が0.88と0.12であったとすると、これらのウェイトを用いて、四輪車全体の輸出数量指数は148(=153×0.88+112×0.12)として計算される。以上における乗用車輸出あるいはトラック・バス輸出だけの数量指数である、単純数量指数を合成して作成された、四輪車全体としての輸出数量指数が総合数量指数(輸出金額をウェイトとした)の例である。日本の経済統計では、鉱工業生産、貿易、運輸などの諸活動の実体的な推移を統計的に把握するために、数量指数が作成されている。

[高島 忠]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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