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整形外科【せいけいげか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

整形外科
せいけいげか
orthopedics
肢体の機能障害をおもな対象として,その病理,診断,予防治療法を研究する外科学の一分科。臨床医学としては,骨,関節筋肉靭帯,粘液包,筋膜,神経血管皮膚などの組織の疾患,たとえば,骨や関節の炎症腫瘍,先天性の奇形後天性変形などの予防や治療,リハビリテーションなどを行う。治療法には物理療法,整形外科的包帯と装具療法,整形外科的手術療法がある。

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デジタル大辞泉

せいけい‐げか〔‐ゲクワ〕【整形外科】
骨格・関節・筋肉・神経など運動器系統の機能障害と形状変化を研究し、その予防・治療を行う外科の一分科。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

せいけいげか【整形外科 orthop(a)edic surgery】
四肢や脊柱骨格系,関節,筋肉などの運動器官の疾病を取り扱う臨床医学の一分野。〈整形外科〉の語は1906年東大に整形外科学講座が新設された際,田代義徳によってorthopädische Chirurgieの訳語として造語された。 整形外科的疾患は人類の発生とともに存在し,その治療も古くから行われていたと考えられるが,整形外科のように主として形態異常を取り扱う医学は,直接生命に関係していないこともあって,科学としての医学の発達は遅れた。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

整形外科
せいけいげか
orthopedics

臨床医学の専門分科の一つ。姿勢の保持と身体運動にかかわる器官、すなわち脊柱(せきちゅう)、四肢の骨、関節、筋肉系の疾患を取り扱う。整形外科という名称は、1741年にパリ大学医学部長で内科医のアンドレNicolas André(1658―1742)が『L'Orthopédie』という著作を公にしたときに始まる。このなかでアンドレは「小児の身体の変形を予防し矯正する技術」と定義している。その後、麻酔法、無菌法、X線の発達などに伴って外科的治療を積極的に応用し、とくに第一次世界大戦後に急速な発展を遂げた。

 日本では、8世紀初頭の大宝律令(りつりょう)で身分階級が定められた按摩(あんま)師・按摩生が、四肢の外傷や疼痛(とうつう)の治療を行っていた。また、江戸後期の医学者各務文献(かがみぶんけん)(1765―1829)は1810年(文化7)に『整骨新書』を著した。1874年(明治7)に大学でドイツ学派の医学が採用されるまでのいわゆる正骨科は、非医師である接骨師に受け継がれた。

 1906年(明治39)に東京帝国大学医科大学に初めて整形外科学講座が設けられたが、そのときの初代教授田代義徳(たしろよしのり)(1864―1938)により、ドイツ語のOrthopädieが初めて「整形外科」と訳された。第二次世界大戦後にはアメリカの整形外科も多く採用され、また全国の各医科大学に整形外科が設けられるに至り、多くの整形外科専門医が育成されて普及した。

 整形外科の領域としては、主として四肢や体幹の各種疾患と外傷が対象となる。すなわち、骨、関節、筋肉、腱(けん)、靭帯(じんたい)の運動器官をはじめ、それらを支配する血管、脊髄、末梢(まっしょう)神経の奇形、変形、炎症、腫瘍(しゅよう)、代謝疾患などの諸疾患、および骨折、脱臼(だっきゅう)、捻挫(ねんざ)、断裂、挫傷(ざしょう)などの外傷の病理を追究し、それらの診断と治療を行っている。また、運動器官の機能障害を回復させ、社会生活へ復帰させることを最終目的とするので、リハビリテーション医学と密接な関係がある。

 なお、主として身体表層の形態異常を対象とする形成外科は、当初に成形外科とよばれたことから一般に混同されやすい。

[永井 隆]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

せいけい‐げか ‥ゲクヮ【整形外科】
〘名〙 骨、筋肉、靱帯などの運動器官の疾患を専門とする外科の一分科。
※モダンガアルの研究(1927)〈片岡鉄兵〉女性の脚「人間の外貌に殆ど直接の手術を加へる整形外科的の力」

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