●敵役【かたきやく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
敵役
かたきやく
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デジタル大辞泉
かたき‐やく【敵役】
2 人から憎まれる立場にある人。憎まれ役。「
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てき‐やく【敵役】
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世界大百科事典 第2版
かたきやく【敵役】
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てきやく【敵役】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
敵役
かたきやく
歌舞伎(かぶき)の役柄の一つで、広く悪人の役をいう。善人の男の役を意味する立役(たちやく)に対するもの。演目や役の性質により、いろいろな種類と名称がある。たとえば『先代萩(せんだいはぎ)』の仁木(にっき)、『金閣寺(きんかくじ)』の大膳(だいぜん)など、謀反の元凶は最高級の敵役で、実悪(じつあく)(または立敵(たてがたき))とよばれる。同じく位の重い敵役で、『菅原(すがわら)』の時平(しへい)、『妹背山(いもせやま)』の入鹿(いるか)など、顔に藍隈(あいぐま)を施し、魔王のような力を発揮する役は、公卿(くぎょう)の悪人の意味で公家悪(くげあく)という。ほか『累(かさね)』の与右衛門(よえもん)や『四谷怪談』の伊右衛門のような美男の悪人を色悪(いろあく)、『忠臣蔵』の薬師寺(やくしじ)のように安手な敵役を平敵(ひらがたき)または端敵(はがたき)、同じく伴内(ばんない)のように道化の要素の濃い敵役を半道敵(はんどうがたき)とよび、平敵・半道敵のなかには、『先代萩』の大江鬼貫(おにつら)や『菅原』の土師兵衛(はじのひょうえ)などを伯父敵(おじがたき)、『妹背門松(いもせのかどまつ)』の善六や『法界坊』の長九郎などを手代敵(てだいがたき)(または番頭敵)というように、役の年齢、身分からきた呼称もある。なお敵役というのは、本来悪人を専門とする俳優のことでもあり、悪人方ともよばれた。また一般語にもなっているが、今日の演劇、映画、テレビなどでは「悪役(あくやく)」ということが多い。
[松井俊諭]
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精選版 日本国語大辞典
かたき‐やく【敵役】
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てき‐やく【敵役】
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