●文化功労者【ぶんかこうろうしゃ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
文化功労者
ぶんかこうろうしゃ
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知恵蔵
文化功労者
文化功労者は、1951年に制定された文化功労者年金法に基づき、大学教授や作家らで構成される文化審議会文化功労者選考分科会が選考した中から、文部科学大臣が選ぶことになっている。毎年11月3日の文化の日に、文化勲章の受章者とともに発令され、後日、顕彰式も行われる。第1回の文化功労者は、小説家の志賀直哉、物理学者の湯川秀樹など34人。
文化功労者は近年、幅広い分野から選ばれており、芸術や学問だけでなく、スポーツ、映画の分野からも選出されている。最近では、2004年には映画監督の山田洋次、05年に元プロ野球選手の長嶋茂雄、06年には俳優の高倉健がそれぞれ文化功労者となった。
09年度の文化功労者は、元横綱大鵬の納谷幸喜、小説家の宮尾登美子、フラメンコ舞踊の小島章司ら15人。
なお、文化勲章の受章者は、文化功労者の中から選ばれるしくみになっている。
(高野朋美 フリーライター / 2009年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
ぶんか‐こうろうしゃ〔ブンクワコウラウシヤ〕【文化功労者】
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世界大百科事典 第2版
ぶんかこうろうしゃ【文化功労者】
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勲章・褒章がわかる事典
ぶんかこうろうしゃ【文化功労者】
出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)
文化功労者
ぶんかこうろうしゃ
文化功労者年金法(昭和26年法律第125号)に定めるもので、文化の向上発達に関しとくに功績顕著な者をいう。1951年(昭和26)から毎年選出されている。文化功労者は、文化に関し高い識見を有する委員30人(任期1年)で構成する文化審議会が選考した者のうちから、毎年15人(当初は10人)を文化の日に文部科学大臣が決定している。文化功労者にはその功績の顕彰を目的として終身年金(2010年時点で350万円)が支給される。
文化の発達に関し勲績卓絶な者に授与される文化勲章は、普通の勲章と同様にいかなる特権をも伴わない精神的な優遇であるのに対し、文化功労者年金法は、文化功労者の物質的な優遇を図るために制定されたものである。前者が主として独創的、画期的な学術、芸術上の功労を対象としているのに対し、後者はさらに広い分野の功労をも対象としている。文化勲章受章者は原則として文化功労者のうちから選ばれている。
[篠田幸雄]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
ぶんか‐こうろうしゃ ブンクヮコウラウシャ【文化功労者】
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