●文房具【ぶんぼうぐ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
文房具
ぶんぼうぐ
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デジタル大辞泉
ぶんぼう‐ぐ〔ブンバウ‐〕【文房具】
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世界大百科事典 第2版
ぶんぼうぐ【文房具】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
文房具
ぶんぼうぐ
書斎(文房)に備える器物。文具ともいう。狭義には、机上やその周りに備える物をいうが、広義には文房生活に必要な用具すべてを含む。
古代中国では、筆、硯(すずり)、墨、紙、筆洗(ひっせん)、筆筒(ひっとう)、筆架、水滴、墨台、文鎮(ぶんちん)、印材、印泥(いんでい)、刀子(とうす)、錐(きり)などの類のほか、文房に置く琴、屏風(びょうぶ)、書画、陶器、玉器、銅器などの愛玩(あいがん)品までも含んで文房具といった。宋(そう)代以降は硯、筆、墨、紙をとくに「文房四宝」とか「四友(しゆう)」と称して、それぞれの名品をたいせつにしてきた。
日本では、高麗(こうらい)の僧曇徴(どんちょう)が紙や墨をつくることを伝えたといわれ、古くから実用のほかに儀式や官府の用具として、硯箱、水滴、筆などが珍重された。しかし、明治以後西洋文化が輸入されてのちは、欧米の紙類、筆記具類、事務用品など、どちらかというと実用品としての文房具が一般に普及した。それに伴って文房具店も、従来書斎で用いる用具にとどまっていたものが、広く学童用品、事務用品、製図用品、家庭用紙製品、デザイン用品などを含めた広範囲のものを扱うようになった。最近では、学習文房具の範疇(はんちゅう)ではキャラクター文具(意匠にキャラクターを施したもの)や筆箱などにみられるような、構造にくふうを凝らした、いわば玩具的文房具が現れており、また事務用品では機械化に伴うパーソナルな小型電卓の出現など、文房具といわれるものの範囲がかなり広がってきている。
現在の文房具を大別すると、〔1〕万年筆、ボールペン、鉛筆などの筆記用品、〔2〕インキ、字消し、筆入れなどの筆記関連用品、〔3〕ノート、帳簿、便箋(びんせん)、封筒、アルバムなどの紙製品、〔4〕画材用品、〔5〕書道用品、〔6〕デザインを描くのに用いるデザイン用品、〔7〕定規や製図器などの製図測定用品、〔8〕糊(のり)、接着剤をはじめ画鋲(がびょう)、テープ類、各種ファイルなどの整理用品、〔9〕スタンプ台、チェックライター、ナンバリングなどの印字用品、〔10〕そろばん、電卓などの計算用品、などに分類することができるが、その種類は数千に及ぶといわれる。
また、一般には、事務用機械類(机や書架などの什器(じゅうき)類、大型計算機、複写機、印刷機など)は文房具に含めず、会社や官庁、商店などで主として事務に用いる小物類も、文房具とは別に事務用品とよんでいる。
[野沢松男]
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精選版 日本国語大辞典
ぶんぼう‐ぐ ブンバウ‥【文房具】
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