●文語【ぶんご】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
文語
ぶんご
written language; literary language
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朝日新聞掲載「キーワード」
文語
(2007-04-16 朝日新聞 夕刊 1社会)
出典:朝日新聞掲載「キーワード」
デジタル大辞泉
ぶん‐ご【文語】
2 文章を書くときに用いられる、日常の話し言葉とは異なった独自の言葉。特に、平安時代語を基礎にして独特の発達をとげた書き言葉をいう。⇔口語。
出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版
ぶんご【文語】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
文語
ぶんご
音声によって表された口語に対して、文字によって書き表されたことば。文字言語。書きことばともいう。ただし、日本語では、日常、話したり書いたりする、いわゆる現代語を口語というのに対して、古い時代のことばおよびそれと同種のことばを文語とよぶこともある。
平安時代にほぼ確立した和文の表現形式は、それ以後の文章にも継承され、文章の形式として主流であり続ける。正式な文章として世の中で認められるものは平安時代の和文の流れをくむものであり、そのため文語すなわち古語という考え方がつくりだされた。明治以降、言文一致運動が世の主潮となり、話しことばに近い文章語が書かれるようになるが、古典を知るという必要性もあって古語の学習が行われる。それが文語の学習とよばれたこともあり、文語すなわち古語というとらえ方は強いものとなる。この意味での文語の特徴は、動詞活用が9種類、形容詞・形容動詞活用が各2種類あり、「が」「を」といった格助詞の使用が少ないといった文法に関する事項のほか、使われる語彙(ごい)に関してもかなりの違いがある。また、文語を書きことばとして考えると、文法の面では、主格・目的格などを表す格助詞は、ごく特別な場合以外使われないといったことがあるほか、語彙の面では漢語が多くなるということがあり、文体の面では、係りと受けとの語の照応が細かく求められるということがある。
[山口明穂]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
ぶん‐ご【文語】
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