@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

斐伊川【ひいかわ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

斐伊川
ひいかわ
島根県東部,奥出雲町と鳥取県日南町のにある船通山を発し,出雲平野を貫流して宍道湖に注ぐ全長 153km。古くは簸川 (ひのかわ) と呼ばれ,八岐大蛇 (やまたのおろち) の神話で知られる。かつて下流は西流して日本海に注いでいたが,寛永 12 (1635) 年からの数度の洪水でしだいに東流し,同 16年以後は宍道湖へ注ぐようになった。上流は花崗岩山地で流砂が多く沖積化が早いため,宍道岸線は 17世紀中頃から今日までに約 5km東進。治水の歴史も古く出雲平野には早くから良田が開かれた。上流域では砂鉄を産し,古くからたたら製鉄が発達

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ひい‐かわ〔‐かは〕【斐伊川】
島根県東部を流れる川。中国山地に源を発し、北流してから東流して宍道(しんじ)湖に注ぐ。長さ153キロ。上流は古く川(ひのかわ)とよばれ、八岐大蛇(やまたのおろち)の伝説地。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ひいかわ【斐伊川】
鳥取・島根県境の船通(せんつう)山(1142m)付近に源を発し,島根県東部を北流して宍道(しんじ)湖に注ぐ川。宍道湖までの長さは75kmであるが,河川法による斐伊川は宍道湖,大橋川,中海,境水道までを含み,幹川流路延長153km。全流域面積2070km2は,出雲地方のほとんど全部を覆う広さである。古くは簸(ひの)川,出雲大川とも呼ばれ,上流部は八岐大蛇(やまたのおろち)神話の舞台とされる。下流部は出雲平野を形成しており,《出雲国風土記》の時代には大社湾に注いでいたが,のち数度の洪水でしだいに東流するようになり,1639年(寛永16)には完全に宍道湖へ流入するに至った。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

斐伊川
ひいかわ

島根県東部を北西流して宍道(しんじ)湖に注ぐ川。延長153キロメートル。流域面積2550平方キロメートル。一級河川。出雲(いずも)(島根県)と伯耆(ほうき)(鳥取県)の境にある中国山地の船通山(せんつうざん)に源をもち、大馬木(おおまき)川、阿井(あい)川、三刀屋(みとや)川などをあわせて出雲平野に出、向きを東に変えて宍道湖に流入する。支流数223。かつては出雲平野で西流して日本海の大社湾に注いでいたが、数度の洪水により東流するようになり、一説によると1639年(寛永16)完全に東流する。上流は風化した花崗(かこう)岩山地で古くは鉄穴(かんな)流し(水流による比重選鉱)が盛んで、天井川をなし、しばしば大氾濫(はんらん)した。その結果下流は沖積化し新田の造成が進み、湖岸線は約5キロメートル東進した。旧河道の堤防上に築地(ついじ)松に囲まれた家屋の散村をのせる。雲南(うんなん)市木次(きすき)町では水害逃れの盛り土した「一文上り(いちもんあがり)」の家屋をみる。下流の出雲市来原(くりはら)付近から神戸(かんど)川に向けて放水路開削工事が進められている。上流は記紀の簸川(ひのかわ)にあたり、素戔嗚尊(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)退治の地として知られる。

[野本晃史]

『長瀬定一編『斐伊川史』復刻版(1977・出雲郷土誌刊行会)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ひい‐かわ ‥かは【斐伊川】
島根県東部を北西流し、出雲平野にはいって東流して宍道(しんじ)湖に注ぐ川。中国山地の船通山に源を発する。古くは出雲平野を西流して直接に日本海に注いでいたが、寛永一六年(一六三九)以後現在の流路に変わった。素戔嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した簸川(ひのかわ)にあてられる。全長一五三キロメートル。出雲大川。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

斐伊川」の用語解説はコトバンクが提供しています。

斐伊川の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation