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斜長岩【しゃちょうがん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

斜長岩
しゃちょうがん
anorthosite
灰長石成分に富む斜長石を主とする岩石有色鉱物の量は少ない。分別結晶作用の著しい斑糲岩体中の一岩相として産する場合と,先カンブリア時代の巨大な底盤を形成して産する場合がある。前者橄欖石輝石を伴い,その産状から明らかに火成岩であるが,後者は単斜輝石,柘榴石コランダムなどを含み,その鉱物組み合わせからみてグラニュライト相に属する変成岩とみられる場合が多く,成因は明らかでない。高地を構成する岩石も,多くが隕石衝突などで角礫化した斜長岩であることが明らかとなった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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岩石学辞典

斜長岩
斜長岩は斑糲(はんれい)岩やノーライトに近い種類の優白質の粒状岩であるが,ほとんど輝石を含まない.全体の90%以上がラブラドライトまたはバイトゥナイト質の斜長石からなり,少量のオージャイトや斜方輝石を含み,ある場合には橄欖(かんらん)石が含まれる粗粒の岩石.アノーソサイトフントの命名による[Hunt : 1863].ターナーアノーソクレースからなる岩石をanorthositeと呼ぶべきであると提案したが,使われなかった[Turner : 1900, Tomkeieff : 1983].主としてアノーサイトからなる粗粒の岩石には,これ以外にanorthite rock, anortholiteという名称が用いられた.フランス語でanorthoseは斜長石の古い呼び方である.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

しゃちょうがん【斜長岩 anorthosite】
主として斜長石よりなる岩石。先カンブリア時代の初期(約35億年前)から中期(約12億年前)に形成されたものが大部分で,新しい年代のものは非常に少ない。アポロ計画による月探査の結果,月の高地を構成する岩石は斜長岩であることがわかり,地球や月の初期の地殻形成に重要な役割をもっていたと考えられている。地球上には,(1)南アフリカブッシュフェルト貫入岩体のような層状分化岩体の一メンバーとして産するもの,(2)大きな底盤状塊状岩体として産するもの(たとえば北アメリカのアディロンダック岩体),(3)先カンブリア時代初期の高度変成岩中に層状に産するもの(グリーンランドフィスケネセト岩体など)の三つのタイプがある。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

斜長岩
しゃちょうがん

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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