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新刀【しんとう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

新刀
しんとう
安土桃山時代の慶長以後刀工の作をいう。豊臣秀吉が天下を統一して諸国に新興の城下町が発達し,そこに古刀時代の諸国の刀工群が分散して集った結果,各流派の伝統がくずれて新しく自由な鍛練法が生れ,桃山時代の華麗な時風を反映した新様式の刀剣が出現した。すなわち室町時代に栄えた備前,美濃などの刀工は京都,大坂,江戸をはじめとして仙台,福井,佐賀,薩摩などの城下町に移り,その作風は鎌倉時代の京都,大和,備前の風を復古しているものもあるが,相州の正宗,美濃の志津,越中の郷らに範をとっているものが多く,それが単なる模倣でなく,個性を発揮しているところに新刀の特色がある。なお新刀は身のそりが浅く,地鉄が精緻で,刃文は大模様で華美なものが多い。著名な刀工に京都の埋忠明寿,信濃守国広,大坂の和泉守国貞,井上真改津田助広,江戸の野田繁慶,越前康継,長曾禰虎徹,佐賀の肥前国忠吉らがおり,いずれも一派の祖と仰がれた名工。文化文政頃江戸に水心子正秀が出て復古刀を提唱し,門下に参じるもの多く,以後の刀工の作刀を「新新刀」と称している。なかでも四谷に住した源清麿は四谷正宗と称せられた名工である。 (→ )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

しん‐とう〔‐タウ〕【新刀】
新しく鍛えて作った刀剣。あらみ。
江戸時代、慶長年間(1596~1615)以降に作られた刀剣。→古刀新新刀

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しんとう【新刀】

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

しん‐とう ‥タウ【新刀】
〘名〙
① 新しく鉄をきたえて作りあげた刀。あらみ。
② 近世、慶長年間(一五九六‐一六一五)以後に製作された刀の総称。⇔古刀
※落語・神仏論(1898)〈三代目春風亭小柳枝〉「其新刀と古刀の鑑定(めきき)の出来る、石町の新道に骨董道具の商売をして居りまするが」

出典:精選版 日本国語大辞典
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