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新居【あらい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

新居
あらい
静岡県南西部,湖西市東南部の旧町域。浜名湖南岸,湖口が遠州灘へつながる今切(いまぎれ)の西にある。1889年町制。2010年湖西市に編入。中心集落の新居は平安時代から鎌倉時代にかけては橋本宿として繁栄。明応7(1498)年,地震による津波砂州が決壊し,浜名湖が外海とつながった。渡船が置かれ,慶長5(1600)年には徳川家康東海道の要地として関所新居関を設置。その後関所は地震や大津で移転を繰り返し,安政2(1855)年建造された建物は残存する唯一の関所として国の特別史跡に指定された。隣接して史料館がある。ウナギ,ノリの養殖と,シラスボラアサリ,ハマグリなどの漁獲が行なわれ,紡績,楽器などの工場のほか,競艇場もあり,東端潮干狩り,海水浴場で知られる新弁天島(→弁天島)がある。一部は浜名湖県立自然公園に属する。

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デジタル大辞泉

あらい〔あらゐ〕【新居】
静岡県湖西市南東部の地名浜名湖南西岸にある。もと東海道宿駅の一つで、関所があった。

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しん‐きょ【新居】
新築または転居した、新しい住まい。また、結婚して新しく住む所。「新居を構える」

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世界大百科事典 第2版

にい【新居】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

新居
あらい

静岡県南西部、浜名郡にあった旧町名(新居町(ちょう))。現在は湖西(こさい)市の南東部に位置する地域。浜名湖口の西岸にある。1889年(明治22)町制施行。2010年(平成22)湖西市へ編入。東海道本線、国道1号、301号が、また今切口(いまぎれぐち)を浜名バイパスが通じる。古代、中世東海道の要衝で、862年(貞観4)浜名川に架橋し、橋のたもとにあった橋本宿は活況を極めたと伝える。1498年(明応7)の大地震で今切口ができ、1510年(永正7)の大津波で橋が破壊されたといい、船で舞坂(まいさか)(舞阪)へ渡らざるをえなくなると、橋本宿は衰退し、かわって旧橋本宿の北東の湖岸に接した新居が街道の要衝となった。1601年(慶長6)前後に新居関所(今切関所)が設置され、今切の渡し場、関所の町、東海道五十三次の宿場町として繁栄した。東部の浜名湖の埋立地は、紡績、楽器、電機、機械関係の工場が進出、工業化が進展している。西部丘陵地はミカン園、南部の遠州灘(えんしゅうなだ)、湖岸沿いの地はタマネギ、イチゴの栽培が盛ん。シラス漁やウナギ養殖も行われているが、減少傾向にある。南東端の新居弁天(べんてん)付近は海水浴、潮干狩、釣りでにぎわう。特別史跡「新居関跡」があり、隣接して関所史料館が設置されている。

[川崎文昭]

『『新居町史』全10巻(1983~1990・新居町)』

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事典・日本の観光資源

新居
(静岡県浜名郡新居町)
東海道五十三次」指定の観光名所。

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精選版 日本国語大辞典

あらい あらゐ【新居】
静岡県南西部、浜名湖西岸の地名。太平洋の波が荒いの意でいう。東海道五十三次の宿場町として発展。新居関がおかれた所。荒井。新井。

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しん‐きょ【新居】
〘名〙 新しく建てたり、新たに移転したりしてはいった住居。新宅。
※蕉堅藁(1403)「南山新居、個人持筍茗贈、遂留之宿」
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七「下宿を引払って駒井先生━佐藤先生の新居に移った」 〔後漢書‐東夷伝〕

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