●旋頭歌【せどうか】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
旋頭歌
せどうか
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デジタル大辞泉
せどう‐か【▽旋頭歌】
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せんどう‐か【旋頭歌】
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世界大百科事典 第2版
せどうか【旋頭歌】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
旋頭歌
せどうか
頭(こうべ)を旋(めぐ)らす歌、あるいは、頭に旋る歌、の意か。五七七、五七七の六句形式の歌の称。「新治筑波(にいはりつくは)を過ぎて幾夜(いくよ)か寝つる」(倭建命(やまとたけるのみこと))「かがなべて夜(よ)には九夜(ここのよ)日には十日を」(御火焼(みひたき)の老人(おきな))のやりとり(『古事記』)のように、五七七を繰り返すことから「旋頭」と称したと考えられる。この形式の成立をめぐっては、五七七の片歌(かたうた)を2人によって問答したのが後に1人の作者によってつくられるようになった、という片歌問答起源説が有力である。しかし、片歌は、独立的な歌の形式ではなく、組歌のなかで、一定の特別なありようにおいて三句形式が音楽的に現出するところをそうよんだものとみられる。片歌問答は、その片歌を音楽性を離れて独立化して利用したのであり、旋頭歌の源とはいえない。
旋頭歌は、『万葉集』中の存在状況として、作者分明のものでは柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)以前にはみず、「住吉(すみのえ)の小田(をだ)を刈らす子奴(やつこ)かも無き 奴あれど妹(いも)が御(み)ためと私田(わたくしだ)刈る」(巻7)をはじめとして『人麻呂歌集』に過半数が集中するという偏在からも、一般的な歌謡形式とは認めがたい。三句プラス三句という二段構造を強く保持していて、唱(うた)われる形であることは確かであるが、それは唱和の形式(とくに短歌を本末で唱和する形)を利用したものとして考えられる。その成立には人麻呂の関与が大きいと思われる。
[神野志隆光]
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精選版 日本国語大辞典
せどう‐か【旋頭歌】
(2)本来、口誦の掛け合いであったものが記載文芸に取り挙げられたのは人麻呂の時代であったが、三句に区切れを含む形式が叙情文学になじまなかったため、奈良時代以降急速に衰退したとされる。
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せんどう‐か【旋頭歌】
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旺文社日本史事典 三訂版
旋頭歌
せどうか
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