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旗旒信号【キリュウシンゴウ】

デジタル大辞泉

きりゅう‐しんごう〔キリウシンガウ〕【旗×旒信号】
船舶で、国際信号旗を組み合わせてマストに掲揚して行う信号法。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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日本大百科全書(ニッポニカ)

旗旒信号
きりゅうしんごう
flag signalling

国際信号旗を組み合わせてマストに掲揚して行う信号法。船舶間において世界で広く行われている。各船は国際信号書を備えており、そこに記載されている国際信号旗の組合せによってつくられる信号の意味を互いに理解しあえるようになっている。多くの信号法があるなかで、この方法は簡便、確実かつ容易な通信手段の一つで、とくに自船の状態などを長時間継続的に表示するような場合に好都合である。たとえば、赤色燕尾旗(えんびき)であるB旗を適当な位置に揚げて「私は危険物を荷役中または運送中である」との意味を表示することができる。これは一字信号の例である。一字信号すなわち一字符字の信号は、緊急、重要または一般によく使用される通信文に使用される。たとえば、「あなたは危険に向かっている」の意に対してUの1字を割り当てている。二字信号は一般部門の信号で、遭難、救助、航行、気象、通信、検疫、その他の目的に使用される。たとえば、「貴船は本船を最寄りの港に曳航(えいこう)されたい」の通信文に対してKPの2字が割り当ててあるというように構成されている。

 旗旒信号自体の歴史は古く、各船間において行ったものとしては、イギリスにおいてはブレーク提督らによって戦闘中の各艦の間で行う信号などを規定した1653年の文献などが残っている。フランスにも同様の文献が1696年のものとして残っている。日本では近代的な旗旒信号に関する国際的な参加は1897年(明治30)の万国船舶信号書の編纂(へんさん)以後であるが、これはイギリスで編纂されたものを各国が任意翻訳したものである。しかし本格的に国際的取決めが世界70余か国の会議によってなされたのは、1928年から30年までの間ワシントンにおいてであった。

 現在使用されている国際信号書は1969年4月1日から使用され始めたもので、これは61年の政府間海事協議機関(IMCO。現、国際海事機関)の第2回会議で、従来の国際通信書(1932年採択のもの)の全面改正の計画が承認され数年後に完成したものである。ただし信号旗については在来のものを継承したものである。

[茂在寅男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

きりゅう‐しんごう キリウシンガウ【旗旒信号】
〘名〙 国際信号書に定められた視覚信号の一。国際信号旗、文字旗二六枚、数字旗一〇枚、代表旗三枚、回答旗一枚、計四〇枚を用いて行なう船舶の信号。

出典:精選版 日本国語大辞典
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