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日持【にちじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

日持
にちじ
[生]建長2(1250).駿河
[没]?
鎌倉時代の日蓮宗六老僧の一人。7歳で天台宗のもとに出家した。日興日蓮弟子となったのを機に,日興の弟子に転じたともいい,異説もある。文永7 (1270) 年日蓮の弟子となり,日と称した。駿河に蓮永寺を創設したが,のち外地に布教する目的で北海道に渡ったともいい,さらにオホーツク海を越えてシベリアに渡航したともいう。

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デジタル大辞泉

にちじ〔ニチヂ〕【日持】
[1250~?]鎌倉後期の日蓮宗の僧。駿河の人。六老僧の一人。通称蓮華阿闍梨(あじゃり)。初め比叡山に学び、のち、日蓮師事。日蓮の没後池上本門寺に日蓮を造立。

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ひ‐もち【日持(ち)/日保ち】
[名](スル)日数を経ても変質しないこと。「―のいい菓子」「―しない切り花

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

日持 にちじ
1250-? 鎌倉時代の僧。
建長2年生まれ。日蓮門下六老僧のひとり。佐渡,身延山などへ日蓮に随従正応(しょうおう)元年日蓮の七回忌に師の木像を造立し,武蔵(むさし)池上(東京都)の本門寺に安置した。のち海外布教をこころざし,蝦夷(えぞ)地(北海道)をへて大陸にわたったという。駿河(するが)(静岡県)出身。俗姓は松野。通称は甲斐(かい)公,蓮華阿闍梨(れんげあじゃり)。号は本応院。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

にちじ【日持】
鎌倉時代の日蓮宗の僧。駿河国(静岡県)松野氏の出身と伝える。生年不詳。駿河の天台寺院四十九院の住僧であったが,同寺の日興(につこう)に教化されて,日蓮の弟子となり,甲斐公,蓮華阿闍梨(あじやり)と称した。1282年(弘安5)日蓮が本弟子6人(六老僧)を指定したおり,その一人に加えられたが,最初の師日興は,日持を自分に背いたと非難している。のち駿河を離れたらしく,88年(正応1)日蓮の七年忌に,日蓮の肖像を造立して日浄とともに願主として武蔵池上に安置しているところから,このころ武蔵・相模地方にいたと考えられる。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

日持
にちじ
(1250―?)

鎌倉後期の日蓮(にちれん)宗の僧。甲斐(かい)公・蓮華阿闍梨(れんげあじゃり)と号する。駿河(するが)国(静岡県)の松野氏の一族に生まれ、日興(にっこう)に導かれて日蓮の弟子となる。駿河国の天台宗四十九院(しじゅうくいん)で信仰上の抗争が起きたとき、日興・日持(にちじ)らが供僧(ぐそう)として申状を提出しており、もとは天台宗の僧であった。日蓮の入滅にあたっては本弟子に選ばれ、後世に六老僧の一人として敬われる。1288年(正応1)には、日浄とともに願主となって東京・池上(いけがみ)本門寺の日蓮木像(国重要文化財)を造立。1295年(永仁3)海外布教を志して渡島(おしま)(北海道)に向かったが、没した所は不明という。

[中尾 尭 2017年9月19日]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

にちじ ニチヂ【日持】
鎌倉中期の日蓮宗の僧侶。日蓮六老僧の一人。号は本応院。甲斐公・蓮華阿闍梨と称す。駿河(静岡県)の人。始め比叡山に学び、のち日蓮に師事。正応元年(一二八八)宗祖の像を武蔵池上本門寺に納め、永仁三年(一二九五)布教のため大陸に渡航。没年未詳。建長二年(一二五〇)生。

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