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日高山脈【ひだかさんみゃく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

日高山脈
ひだかさんみゃく
北海道中央部を占める南北方向の山地狩勝峠から襟裳岬まで約 140kmにわたり,方の北見山地とともに北海道の背骨部を構成する。主峰幌尻岳(2052m)をはじめ,芽室岳(1754m),戸蔦別岳(1959m),ペテガリ岳(1736m),神威岳(1600m),楽古岳(1472m)など 1400~2000mの高山が連続して,東西交通の障害をなす。山地は開析が進んで壮年期のけわしい山容を現し,戸蔦別,幌尻岳,ペテガリ岳の頂上付近には,更新世の氷河期に形成された圏谷(カール)が分布する。山脈の東側は十勝平野に向かって急傾斜し,山麓に複合扇状地発達するが,西側は緩傾斜して傾動地塊を形成。古生代の日高層群(おもに粘板岩,砂岩)からなり,その中心部は幅 10~30kmにわたって地質構造の複雑な日高変成帯をなす。狩勝,日勝峠により道央,道東が結ばれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ひだか‐さんみゃく【日高山脈】
北海道中南部を南北に走る山脈。狩勝(かりかち)峠辺りから襟裳(えりも)岬に至る。最高峰幌尻(ぽろしり)岳で標高2053メートル。カールが発達している。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ひだかさんみゃく【日高山脈】
北海道中央部の山脈。北の狩勝(かりかち)峠(644m)から南端の襟裳(えりもまで,南北約150kmにわたって連なり,北海道を東西に分け十勝支庁日高支庁の境界をなす。東西の幅は約50kmで,南にいくほど狭く,主稜線からの山脈の幅は西の日高側で広く,東の十勝側で狭い。東側は断層崖急斜面で,北半を流れる札内川,戸蔦別(とつたべつ)川などは谷口に広大な扇状地を形成して十勝平野で十勝川に合流し,南半を流れる川は直接海に注ぐ。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ひだかさんみゃく【日高山脈】
北海道中南部にある山脈。狩勝かりかち峠から襟裳えりも岬に至る。最高峰は幌尻ぽろしり岳(海抜2052メートル)。氷食によるカールが発達。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

日高山脈
ひだかさんみゃく
北海道の脊梁(せきりょう)山地の南部を構成する高峻(こうしゅん)な山脈。北は佐幌岳(さほろだけ)(1059メートル)から南は襟裳岬(えりもみさき)に至り、延長150キロメートル余。主分水嶺(ぶんすいれい)は東に偏り、東側は十勝(とかち)平野に急傾斜し、平野と接する所には広大な高位扇状地面が展開して雄大な景観をみせる。西側は緩傾斜面で、一部階段状をなして太平洋岸の段丘に終わり、同山脈の奥深さを感じさせる。主峰幌尻岳(ぽろしりだけ)(2052メートル)をはじめ、2000~1500メートルの山嶺が連なり、頂上付近に氷食によるカール(圏谷)をもつものが多い。とくに戸蔦別岳(とつたべつだけ)(1959メートル)のカールでは二段のモレーン(氷堆石(たいせき))があり、日高山脈に二度の氷期があったことを示す。中軸部には混成岩、変成岩、深成岩からなる日高変成帯が山陵に沿い、その西に白亜紀層があり日高層群とよばれる。これが隆起し変成作用を受けて形成された。
 日高山脈は北海道の東西交通の大きな障害となっているが、古くからの狩勝峠(かりかちとうげ)(644メートル)のほか、第二次世界大戦後は日勝峠(にっしょうとうげ)(1023メートル)が利用され、南の襟裳岬経由とともに3本の国道が開かれ、JRの根室(ねむろ)本線と石勝(せきしょう)線は新狩勝トンネルで結ばれる。専門家以外の登山はあまり行われないが、一部は日高山脈襟裳国定公園に指定されている。[柏村一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ひだか‐さんみゃく【日高山脈】
北海道中南部を南北に走る山脈。北は佐幌岳(一〇五九メートル)から南は襟裳岬に至る。幌尻岳(二〇五二メートル)を主峰に標高一〇〇〇~二〇〇〇メートルの山々が連なる。氷食によるカールをもつ山が多く、東側の斜面は急峻である。

出典:精選版 日本国語大辞典
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