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旧民法【きゅうみんぽう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

旧民法
きゅうみんぽう
明治 23年法律 28号 (財産編,財産取得編〈非相続〉,債権担保編,証拠編) ,同年法律 98号 (財産取得編〈相続〉,人事編) 。 1890年公布民法典。明治政府がフランスから招いた G.ボアソナードが中心となって編纂した。 93年に施行されることになっていたが,日本の旧慣を顧慮していないということなどから,その施行につき断行論者と施行延期論者との間に激烈な論争が行われた (→民法典論争 ) 。結局延期派が勝って,92年の帝国議会で,修正のため 96年までその施行が延期されたが,法典調査会によって新たな体系による民法典 (→民法 ) の編纂が進められ,98年に施行されたので,旧民法はついに実施されずに終った。旧民法は全体としてフランス民法に近く,ボアソナードが関与しなかったといわれる親族相続に関する部分も原案は進歩的であったが,法律取調委員会および元老院審議の過程で保守化されていった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

きゅう‐みんぽう〔キウミンパフ〕【旧民法】
ボアソナードらによって起草され、明治23年(1890)公布されたが施行されなかった民法典。明治31年(1898)に施行された現行民法典に対していう。
民法旧規定のこと。

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世界大百科事典 第2版

きゅうみんぽう【旧民法】
1890年(明治23)に公布された民法の俗称。これは法典論争によって93年1月1日に予定された施行が延期され,96年に公布された民法(総則・物権・債権の3編)と98年に公布された民法(親族・相続の2編)により,その公布とともに廃止された。1890年の民法は,新たに編纂(へんさん)された96年・98年の民法からみて旧民法と呼ばれたわけである。現行民法である1947年の民法は,1898年の民法(親族・相続の2編)を全面的に改正し,これに伴い1896年の民法(総則・物権・債権の3編)も,部分的な,しかし原理的な改正を受けた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きゅうみんぽう【旧民法】
1890年(明治23)公布され、実施されなかった民法典。ボアソナード民法。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

旧民法
きゅうみんぽう
1890年に公布され、1893年1月1日から施行されることになっていた日本最初の民法典(明治23年法律28号および98号)。フランスの法学者ボアソナードを主任として、主としてフランス民法を範としてつくられた。公布後、日本古来の風俗習慣に反するという反対論がおこり、いわゆる法典論争を生んだが、反対論が勝ち、この民法はついに施行されずに終わった。旧民法は人事、財産、財産取得、債権担保、証拠の5編からなっていた。現行民法は、主としてドイツ民法第一草案に範をとって1898年に施行されたが、旧民法の影響も無視できない。なお、第二次世界大戦後の親族編、相続編の改正後の民法を新民法とよび、これに対して改正前のものを旧民法とよぶこともあるが、この用法は望ましくない。[高橋康之]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

きゅう‐みんぽう キウミンパフ【旧民法】
〘名〙
① 明治二三年(一八九〇)に公布された民法典を、現行民法に対していう。フランス民法を基本として、ボアソナードなどが起草したもの。内容が日本の慣行などに適さないという理由で実施はされなかった。
② 現行民法中、昭和二二年(一九四七)の改正前の親族および相続に関する諸規定。民法旧規定。

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