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昆明【コンメイ】

デジタル大辞泉

こんめい【昆明】
中国雲南省の省都。標高1900メートルの雲貴高原にあり、気候は温暖で、景勝地も多い。ベトナムミャンマーなどへの交通の要地。クンミン人口、行政区304万(2000)。

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世界大百科事典 第2版

こんめい【昆明 Kūn míng】
中国,雲南省中部の市,雲貴高原の中央部,滇池てんち)の北岸にある省人民政府所在地。人口165万(1994)。行政上富民県など6県と2自治県を管轄する。鉄鋼業など工業も発達し中国西南部の経済中心である。夏冬の温度差が小さく,またツバキ,ツツジなど豊富で,〈春の都〉〈花の都〉ともよばれる。古くは西南夷の地で,昆明とはその一部族の名称であった。武帝益州郡をおいたが,この地域は穀昌県に属した。三国のとき,諸葛亮(孔明)の南征により建寧郡成立,6世紀には昆州さらに昆川となり益寧県に変わった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こんめい【昆明】
中国、雲南省の省都。雲貴高原の海抜1950メートルに位置し、温和な気候に恵まれ、滇池てんちと後背の山々をひかえた中国有数の景勝地。ミャンマー・ラオス・ベトナムへの交通の起点で、商工業も盛ん。クンミン。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

昆明
こんめい / クンミン
中国南部、雲南(うんなん)省北東部の地級市で、同省の省都。略称は昆。省中央部(てんち)盆地にあり、市街地は池地方に広がる。東川(とうせん)など7市轄区、3県、3自治県を管轄し、安寧(あんねい)市の管轄代行を行う(2017年時点)。人口555万5700、市轄区人口317万7100(2015)。市街地は池北岸の標高1890メートルの高原に位置し、北と西に山を控えるため気候は温暖である。年平均気温は約15℃で、春城(常春の町)とよばれる。年降水量は約920ミリメートル。藤沢市と姉妹都市提携を結んでいる。[青木千枝子・河野通博・編集部]

歴史

紀元前から池を中心に少数民族が居住し、漢の武帝の南征以後益州(えきしゅう)に属し、三国時代には晋寧(しんねい)郡と改称された。唐代に南詔(なんしょう)国が興るとこの地に東都の拓東城(のち(ぜんせん)城と改名)を建て、宋(そう)代の大理国は闡府とよんだ。元のフビライが大理国を滅ぼしたのち昆明一千戸所を置き、1276年雲南行中書省が設立されると、昆明県が置かれ、中慶路に所属して省の行政の中心地となった。明(みん)代に中慶路は雲南府と改められ、雲南府昆明県は雲南省の省都となった。清(しん)代末に昆河線(昆明―河口(かこう))が建設され、日中戦争中に(えんちょう)鎮を経てビルマ(現、ミャンマー)と結ぶビルマ・ルート(援蒋(えんしょう)ルート)が通じ、中国南西部における外国との交通の要地となった。[青木千枝子・河野通博]

産業・交通

市街は南北に盤竜江(ばんりゅうこう)が貫流し、成昆線、貴昆線(貴陽(きよう)―昆明)、昆河線、南昆線(南寧(なんねい)―昆明)、昆玉線(昆明―玉渓(ぎょくけい))、広大線(広通(こうつう)―大理(だいり))、高速鉄道の長昆旅客専用線(長沙(ちょうさ)―昆明)と、(てんめん)(昆明―瑞麗(ずいれい))、昆洛(昆明―打洛(だらく))、京昆(北京(ペキン)―昆明)、広昆(広州(こうしゅう)―昆明)などの自動車道が通る。市街北東部には2012年開港の昆明長水国際空港がある。
 周辺の工業地帯には、機械、冶金、タバコ、紡績などの工場がある。市域の県では、リン、ボーキサイト、鉄、コバルト、鉛、銀などの鉱山や一平浪(いちへいろう)の炭田もある。名産として、麺料理の過橋米線、キノコ、碁石が有名。[青木千枝子・河野通博・編集部]

文化・観光

市街には、南詔国時代の仏教建築である東寺塔と西寺塔、円通寺、清末の雲南陸軍講武堂などの旧跡や、雲南の民族文化を展示する雲南省博物館、昆明世界園芸博覧園、翠湖(すいこ)公園などがある。郊外には、石林、池、西山竜門、石寨山(せきさいざん)古墓などがある。なかでも石林のカルスト地形は、2007年ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「中国南方カルスト」の構成資産として、世界遺産の自然遺産に登録された(世界自然遺産)。
 イ族の火把節(かはせつ)、タイ族の水掛け祭り、ペー族の繞三霊(ぎょうさんれい)など、少数民族の伝統行事が行われることでも知られる。[周 俊]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こんめい【昆明】
[一] 中国雲南省の省都。同省中部の滇(てん)池北岸に位置する。秦、漢代昆明夷、唐代南詔国、宋代大理国の拠点となり、元代に中国の版図に入って昆明県がおかれた。ミャンマー、ベトナム、ラオスへの交通路にあたる。
[二] 昆明池のこと。

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クンミン【昆明】

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