●易経【えききょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
易経
えききょう
Yi-jing
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デジタル大辞泉
えききょう〔エキキヤウ〕【易経】
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占い用語集
易経
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世界大百科事典 第2版
えききょう【易経 Yì jīng】


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日本大百科全書(ニッポニカ)
易経
えききょう
中国、古代の占筮(せんぜい)の書でもあり、儒教の経典(『詩経』『書経』『易経』『春秋(しゅんじゅう)』『礼記(らいき)』の五経)の一つでもある。『易経』の現在の姿は、「経」の部分と「十翼(じゅうよく)」の部分とからなる。「十翼」の部分は「経」の解釈学である。「経」の部分は、陰爻(いんこう)、陽爻(ようこう)
の六爻からなる「卦(か)」と、「卦」につけられた文=「卦辞(かじ)(彖辞(たんじ))」と、各爻につけられた文=「爻辞(こうじ)(象辞(しょうじ))」とからなる。任意の数の陰爻、陽爻合計6爻をもって「卦」とするのであるが、陰爻(あるいは陽爻)の所在の位置が異なると、別の「卦」とするから、六陰の卦1、五陰一陽の卦6、四陰二陽の卦15、三陰三陽の卦20、二陰四陽の卦15、一陰五陽の卦6、六陽の卦1、合計64卦となる。この六十四卦の配列の順序は定まっており、その理論を説くのが「序卦伝(じょかでん)」である。その配列の形式は2卦1組とされる。乾(けん)
と坤(こん)
とのように陰陽の反対のもの4組、屯(ちゅん)
と蒙(もう)
とのように陰陽の所在位置が上下反対となっているもの26組、随(ずい)
と蠱(こ)
とのように陰陽反対とも、上下反対とも説明できるもの2組、合計32組である。またこの六十四卦を、乾
より離(り)
に至る30卦を「上経」、咸(かん)
より未済(びせい)
に至る34卦を「下経」とする。この六爻の卦を、上三爻と下三爻とに分けて整理すると、8種類の「卦」を得る。この八卦を「小成(しょうせい)の卦」といい、六十四卦を「大成の卦」という。「小成の卦」2個を重ねて「大成の卦」をつくると説明することもできる。「小成の卦」は種々の事象を象徴すると考えられ、その象徴を説くのが「説卦(せっか)伝」である。「卦辞」を解するものが「彖伝」と「象伝」の「大象」であり、「爻辞」を解するものが「象伝」の「小象」である。乾・坤両卦にはさらに「文言(ぶんげん)伝」がある。この「小成の卦」の象徴、「卦辞」「爻辞」によって吉凶の判断を下す。このような占筮の書である「経」の部分に理論的根拠を与えるものとして、「繋辞(けいじ)伝」がつくられ付加されると、儒教の経典としての『易経』の地位が確立する。
[藤原高男]
『本田済訳注『中国古典選 易』(1966・朝日新聞社)』▽『鈴木由次郎訳注『全釈漢文大系9・10 易経』(1974・集英社)』▽『高田真治・後藤基巳訳註『易経』上下(岩波文庫)』
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精選版 日本国語大辞典
えききょう エキキャウ【易経】


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旺文社世界史事典 三訂版
易経
えききょう
五経・十三経の首位に置かれる。陰−−と陽−八卦 (はつけ) を基本としてなる64卦をもって構成されたものを上下の2経に分け,さらに10翼を加えて1書とする。周から漢初期につくられたもので,宇宙万物の生成変化を陰陽2元の法則に帰結させ,これを人間道徳にも適応させた。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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