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普通輝石【ふつうきせき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

普通輝石
ふつうきせき
augite
単斜輝石族に属する,カルシウム輝石類の一種。 (Ca,Mg,Fe2+)2Si2O6 の一般組成を有するカルシウム輝石類のうち,カルシウム:マグネシウム:(II)の原子比において,カルシウムが 25~45%含まれているものをいう。橄欖岩斑糲岩玄武岩安山岩などに普遍的に出現する。

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世界大百科事典 第2版

ふつうきせき【普通輝石】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

普通輝石
ふつうきせき
augite

輝石の一種で、中性から塩基性の火成岩中の重要な造岩鉱物の一つ。柱状あるいは短柱状で、二方向の劈開(へきかい)はほぼ直交する。マグマの性質や晶出時期によって組成の変化が著しい。マグネシウムに富むものから鉄に富むものまである。また、ナトリウムが富んでくると、エジリン普通輝石aegirine-augiteとよばれる。アルカリ玄武岩中のものにはチタンに富むものがあり、チタン輝石titanaugiteとよばれる。透輝石―灰鉄輝石系列の輝石との境界は、CaSiO3が45モル%のところに置かれている。火山岩中の自形結晶は粒度の大きいときはまず普通輝石か透輝石であるが、肉眼では両者を区別することはできない。以上のほか、高温変成になる変成岩中にも産する。英名は、光沢を意味するギリシア語に由来する。かつては玄武岩中の黒色柱状結晶に対してのみ使った。

[松原 聰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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