●普選運動【フセンウンドウ】
デジタル大辞泉
ふせん‐うんどう【普選運動】
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世界大百科事典 第2版
ふせんうんどう【普選運動】
[第1期]
議会に対する請願と大衆への啓蒙を内容とする段階。自由民権運動のなかから,中江兆民らの普選論が生まれたが,それはごく一部で,有権者は納税者に限るという考え方が一般的であった。1892年東洋自由党の党内組織として普通選挙期成同盟会が設立されたが,継続的な運動としては97年,松本に中村太八郎,木下尚江らにより同名の組織が結成されたことに始まる。同盟会は99年東京に進出し,翌年1月第14議会に請願書を提出,1902年第16議会で河野広中,花井卓蔵らの名で法案を提出した。
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精選版 日本国語大辞典
ふせん‐うんどう【普選運動】
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旺文社日本史事典 三訂版
普選運動
ふせんうんどう
1892年大井憲太郎が普通選挙期成同盟会を設立したのに始まる。'97年普通選挙同盟会が結成され,普選請願書を衆議院に提出(1900)。大逆事件を契機として運動は弾圧され一時沈滞したが,大正期に入り,大正デモクラシーの発展とともに再び活発となる。'19年普選期成大会が開催され,翌'20年には普選デモが東京で行われた。このような大衆運動と世論の高まりの中で,'25(大正14)年加藤高明内閣は治安維持法と引きかえに普通選挙法を成立させた。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
普選運動
ふせんうんどう
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