@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

景観【けいかん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

景観
けいかん
landscape; Landschaft
一定範囲の地表空間,すなわち目に映じる景色,または風景をさす。一般に自然景観人文景観とに分けられる。前者は水,地形植生などを構成要素とし,後者は人間の経済的,文化的活動の営みによって形成されたものをいう。これらの構成要素を分析し,その結果を総合することによって,地表空間の特性を明らかにすることは,かつて地理学研究の一方法とされた。これが,20世紀初頭ドイツで盛んになった景観論である。また人文景観の形成過程では,原景観,歴史景観,化石景観 (地下に埋没した過去の景観) ,現景観と区別して呼ぶこともある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

けい‐かん〔‐クワン〕【景観】
風景。景色。特に、すばらしいながめ。「壮大な景観
《〈ドイツ〉Landschaft、〈英〉landscapeの訳語。植物学者の三好学が考案》人間が視覚的に認識する風景。もとは地理学・植物学の用語。「文化的景観」「景観保全」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

けいかん【景観】
景観は,一般には,景観美という使い方に代表されるように,風景に近い意味あいをもった言葉として理解されている。しかしこの言葉は,地理学の中では地表の空間的まとまりを表現する場合にも用いられてきた。景観は,植物学者の三好学がドイツ語のラントシャフトLandschaftに与えた訳語であるが,ラントシャフトの概念そのものの中に,すでに視覚的意味と地域的意味の並立を認めることができる。これは,ラントシャフトが古くから地域という意味をもっていたのに対して,ルネサンスの時代に絵画的意味が付加され,それが人間の視覚に映る形態すなわち相観という意味に発展したことに由来する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

けいかん【景観】
けしき。ながめ。特に、すぐれたけしき。 アルプスの大-に触れる
ドイツ Landschaft 人間の視覚によってとらえられる地表面の認識像。山川・植物などの自然景観と、耕地・交通路・市街地などの文化景観に分けられる。 都市-

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

けい‐かん ‥クヮン【景観】
〘名〙
① (Landshaft landscape の訳語) 植物学、地理学用語で風景を、主として植物相、地形の観点から眺めた場合の認識像をいう。自然景観。
※日本植物景観(1905)〈三好学〉「我邦国の植物景観を紹介せんことを希望す」
② 観賞する価値のある眺め。また、比喩的に、社会のある部面を眺め渡したとき見てとれる状況をいう。
※私小説の系譜(1948)〈中野好夫〉「遺憾ながら紙屑小説や糠味噌小説の方が氾濫し、あたかも日本文学の主流であるかの如き景観をさえ呈している」
※故郷忘じがたく候(1968)〈司馬遼太郎〉「当時の南原城の景観を史料にもとづいて再現してくれた」
[語誌](1)日本の植物生態学・植物生理学の先駆者であった三好学(一八六一‐一九三九)が訳語として考案した近代の日本語。他方、ドイツ地理学の影響の下に、昭和初期には地理学の学術用語として、「景観地理学」「自然景観」「文化景観」などの複合語が生まれていった。
(2)第二次世界大戦後は、建築学や造園学などでも術語として定着し、景観保全などに対する社会的関心の高まりを背景として日常語としても多用され、②のような使い方も生じている。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

景観
けいかん

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

景観」の用語解説はコトバンクが提供しています。

景観の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation