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暗・闇・昏・冥【くらい】

精選版 日本国語大辞典

くら・い【暗・闇・昏・冥】
〘形口〙 くら・し 〘形ク〙
① 光が少なくて、物がよく見えない、または、まったく見えない。また、明るさがない。⇔明るい
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇「諸の方闇蔽(クラク)して日も光り無し」
② 物事をよく理解し判断する知力がない。おろかである。
※書紀(720)欽明一六年二月(寛文版訓)「臣の禀性(ひととなり)愚蒙(クラフ)て大なる計を知らず」
※徒然草(1331頃)一九三「くらき人の、人をはかりて、その智を知れりと思はん」
③ 文化がまだ発達していない。世の中が開けていない。
※書紀(720)神武即位前(北野本室町時代訓)「是の時に運(よ)鴻荒(あらき)に属(あ)ひ、時草昧(クラキ)に鍾(あた)れり」
④ 物事の事情をよく知らない。不案内である。⇔明るい
※今鏡(1170)一「内わたりの事も語り、世の事もくらからず申して」
※東関紀行(1242頃)帰京「文にも暗く、武にもかけて、〈略〉数ならぬ身なれば」
⑤ 不足している。不十分である。
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)一「七珍、万宝くらからずと申せ共」
⑥ 物事の筋が通らず、あやしい。不正である。悪い。⇔明るい
※浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)三「軍師山本勘助。〈略〉いはせも立てず、ヤアヤアくらいくらい」
※歌舞伎・恋慕相撲春顔触(1872)序幕「いや其の言訳は暗(クラ)い暗(クラ)い」
⑦ (「目が暗い」の形で用いて) (目が)不自由である。目がよく見えない。
※隣語大方(18C後)六「此書物は文字が分明ならず老人で目が暗て見にくふ御座るにより」
⑧ 陰気である。不吉でいやな感じがする。⇔明るい
※苦の世界(1918‐21)〈宇野浩二〉一「私たちは暗い影を持った生活をせねばならなかった」
くら‐げ
〘形動〙
くら‐さ
〘名〙
くら‐み
〘名〙

出典:精選版 日本国語大辞典
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