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暴力革命【ぼうりょくかくめい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

暴力革命
ぼうりょくかくめい
抑圧の道具である国家機構をプロレタリアートを中心とする組織された暴力によって解体し,搾取抑圧のない国家機構を創出する革命をいう。フランソアノエルバブーフやフィリッポ・ブオナロッティの少数者の陰謀集団,ルイ=オーギュスト・ブランキの少数精鋭分子による秘密結社の武装蜂起などは暴力革命論の原型であった。なおカルルマルクスは暴力を新たな社会の生誕を助けるものと考え,広範な大衆的基盤に基づいた暴力によって国家機構を解体することが,新たな生産力水準と生産者の権利の確保につながると主張して運動や組織の形成に臨んだ。そしてこれを成功させたのが 1917年のボルシェビキによる革命であった。

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世界大百科事典 第2版

ぼうりょくかくめい【暴力革命】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

暴力革命
ぼうりょくかくめい
violent revolution
revolution by force

政治革命が武装蜂起(ほうき)・内戦など暴力的形態をとること。転じて、革命は、軍隊・警察など暴力装置を中核とする国家権力を、対抗的強力により暴力的形態で粉砕し奪取することにより達成されるとする考え方。近代の政治革命は、ほとんど例外なく警察・軍隊など公的暴力装置の弾圧を受けながら、人民の民兵組織、民衆の武装蜂起による内戦局面を経て勝利してきた。普通選挙権に基づく議会制民主主義の政治と民主的政権交代のルールが根づかない19世紀までの段階では、圧政は暴力により打倒せざるをえず、マルクス、エンゲルスも例外可能性を認めながらも(マルクスのイギリスについての言及、エンゲルス晩年のドイツについての展望)暴力革命論をとっていた。レーニンの『国家と革命』は社会主義への暴力革命不可避論に貫かれており、1917年のロシア革命も暴力的形態の局面を経て勝利した。

 しかし、具体的な革命過程での暴力的衝突は、革命権力成立後の保守反動派の巻き返し局面にむしろ典型的であり、それまでの政治過程での軍人や警察官への革命勢力による政治的・思想的影響力の浸透度が武力衝突局面の規模と範囲を規定している。第二次世界大戦後は、民主主義的諸制度をもつ先進国について、議会での多数者獲得による合意に基づく革命、平和革命の可能性が唱えられるようになり、1989年の東欧革命は、ルーマニア、アルバニアを除き、おおむね平和的な反共産主義革命として達成された。

[加藤哲郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ぼうりょく‐かくめい【暴力革命】
〘名〙 人民の武力闘争によって体制を変革すること。
※新種族ノラ(1930)〈吉行エイスケ〉断髪女を連れて航空港をご出発「君たちの革命とは過去の暴力革命(ボウリョクカクメイ)またの名の産業革命のことですかね?」

出典:精選版 日本国語大辞典
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デジタル大辞泉

ぼうりょく‐かくめい【暴力革命】
武力によって達成される革命。⇔平和革命

出典:小学館
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