●最中【もなか】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
最中
もなか
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デジタル大辞泉
さい‐ちゅう【最中】

1 動作・状態などが、いちばん盛んな状態にあるとき。進行中のとき。まっさかり。さなか。「今が暑い
2 まんなか。
3 いちばん盛りの状態にある人。
「渡辺党の―なり」〈盛衰記・一四〉

「三皿目のシチウを今三人で―食っている」〈虚子・俳諧師〉
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さ‐なか【▽最中】
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も‐なか【▽最中】
「ころは夏の―、月影さやかなる夜であった」〈独歩・少年の悲哀〉
2 中央。まんなか。
「水の面に照る月波を数ふれば今宵ぞ秋の―なりける」〈拾遺・秋〉
3 《形を「最中の月」に模したところから》和菓子の一。糯米(もちごめ)の粉をこね、薄くのばして焼いた皮を2枚合わせ、中にあんを詰めたもの。
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和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典
もなか【最中】
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世界大百科事典 第2版
もなか【最中】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
最中
もなか
和菓子の一種。最中の皮を煎餅種(せんべいだね)というように、元来は干菓子であったが、1805年(文化2)に江戸・吉原(よしわら)の竹村伊勢大掾(いせだいじょう)の職人が、煎餅種の半端(はんぱ)ものに使い残しの餡(あん)を入れて売り出したのがあたり、最中は餡を入れるのが普通となって半生(なま)菓子になった。最中の考案された経緯から、これを雑菓子とみて引菓子に用いるのを嫌う向きもあるが、現在は優れた最中が多くつくられている。最中の皮は糯米(もちごめ)の粉を水でこねて蒸し、薄くのしたものを丸く切って焼く。ぱりっとした皮の風味が身上(しんじょう)である。餡は小豆(あずき)の粒餡、こし餡のほか、うぐいす餡、白餡、ゆず餡、ごま餡、黒糖餡、ひき茶餡、栗(くり)餡もある。最中の姿は、『拾遺和歌集(しゅういわかしゅう)』に「池の面(も)に照る月なみをかぞふれば こよひぞ秋の最中なりける」(源順(したごう))とある陰暦十五夜の満月が天心にかかった形で、円月形が本来だが、いまは形、文様など種々になった。有名な最中には東京の塩瀬の袖(そで)ヶ浦、空也(くうや)最中、喜作(きさく)最中、秋色(しゅうしき)最中、石川県金沢の加賀さま、栃木県足利(あしかが)の古印(こいん)最中、三重県松阪の老伴(おいのとも)、富山県高岡の江出乃月(えでのつき)などがある。
[沢 史生]
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精選版 日本国語大辞典
さい‐ちゅう【最中】
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さ‐なか【最中】
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も‐なか【最中】
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