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朝鮮銀行【ちょうせんぎんこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

朝鮮銀行
ちょうせんぎんこう
日本の朝鮮統治時代における特殊銀行。 1904年の日韓協約により日本の第一銀行京城支店が,大韓帝国における実質上の中央銀行の機能を果すようになったが,09年韓国の中央銀行として韓国銀行設立され,第一銀行の韓国における業務は同行に継承された。 10年の日韓併合により 11年に朝鮮銀行法が発布され,韓国銀行が朝鮮銀行と改称された。同行は中央銀行と同時に普通銀行の業務も行い,朝鮮殖産銀行東洋拓殖株式会社とともに朝鮮の三大金融勢力をなし,さらに朝鮮,中国,満州モンゴルなどにおける日本の植民地銀行としての役割を果した。 45年 10月連合国により閉鎖機関に指定された。

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デジタル大辞泉

ちょうせん‐ぎんこう〔テウセンギンカウ〕【朝鮮銀行】
韓国併合時代の朝鮮における中央銀行。明治44年(1911)設立。日本の朝鮮および満蒙経営の金融的中心となった。昭和20年(1945)閉鎖。

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世界大百科事典 第2版

ちょうせんぎんこう【朝鮮銀行】
植民地時代の朝鮮の中央銀行。1911年の法令にもとづき,1909年に中央銀行として設立された韓国銀行をそのまま継承した銀行。韓国銀行は1905年に中央銀行的役割を担うようになった日本の第一銀行韓国支店の業務を継承して発足している。朝鮮銀行は日本の大蔵省の直接監督下におかれ,本店京城(ソウル)にあったが重要事項はすべて東京で決定されていた。一般銀行業務のほか,中央銀行として発券業務や総督府財政の整備にあたり,また各種銀行の設立・整理統合にかかわった。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

朝鮮銀行
ちょうせんぎんこう

韓国併合後の1911年(明治44)に朝鮮銀行法に基づいて設立された特殊銀行。朝鮮との修好条約(1876)後、第一国立銀行(のちに第一銀行)は朝鮮に進出、1888年までに釜山(ふざん/プサン)、元山(げんざん/ウォンサン)、仁川(じんせん/インチョン)、京城(現ソウル)にそれぞれ支店または出張所を開設し、営業を開始した。大韓帝国成立(1897)後は、海関税など韓国政府の出納事務取扱いのほか、混乱した韓国の通貨整理にあたり、1902年からは10円、5円、1円の銀行券を発行、韓国政府もこれを法貨として公認したので、同行は実質的に韓国中央銀行としての地位を得るに至った。この第一銀行の諸業務は、1909年7月の日韓政府協定により韓国の中央銀行として韓国銀行が設立されると、同行に引き継がれることとなった。1910年韓国併合が実現、韓国の日本植民地化が完成すると、1911年3月朝鮮銀行法が公布され、韓国銀行は朝鮮銀行と改称された。設立時の公称資本金1000万円、本店を京城に置き、朝鮮の中枢金融機関として日本銀行券を準備とする銀行券の発行、国庫事務の取扱いを行うとともに、普通銀行業務を併せ行った。日本の大陸進出とともに満州、華北、シベリアなどにも店舗を設け、広範な活動を展開したが、政治的活動と結び付いた営業のため、しばしば苦境にたち、大蔵省、日本銀行の後援による整理も数回に及んだ。第二次世界大戦後の1945年(昭和20)9月、GHQ(連合国最高司令部)によって閉鎖機関に指定された。

[岡田和喜]

『第一銀行編・刊『韓国に於ける第一銀行』(1908)』『大蔵省編『明治大正財政史 第16巻』(1938・財政経済学会)』『第一銀行八十年史編纂室編『第一銀行史 上巻』(1957・第一銀行)』『朝鮮銀行史編纂委員会編・刊『朝鮮銀行略史』(1960)』『朝鮮銀行史研究会編『朝鮮銀行史』(1987・東洋経済新報社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちょうせん‐ぎんこう テウセンギンカウ【朝鮮銀行】
日本支配下時の朝鮮の中央銀行。旧特殊銀行の一つ。一九〇九年韓国銀行として開業。韓国併合により、明治四四年(一九一一)朝鮮銀行と改称。本店ソウル。朝鮮における中心金融機関として発券業務を行なうほか、満州、中国、シベリアなどに支店を設け海外銀行としても活躍。昭和二〇年(一九四五)一〇月閉鎖。

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