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木室卯雲【きむろ ぼううん】

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

木室卯雲 きむろ-ぼううん
1714-1783 江戸時代中期の戯作(げさく)者,狂歌師。
正徳(しょうとく)4年生まれ。幕臣俳人慶紀逸(きいつ)の門下狂歌もたしなみ,幕府高官の目にとまった1首が縁で御広敷番頭(おひろしきばんがしら)に昇進したという。四方赤良(よもの-あから)らの天明狂歌に参加。噺本(はなしぼん)「鹿(か)の子餅(もち)」は,江戸小咄(こばなし)流行の先がけとなった。天明3年6月28日死去。70歳。名は朝濤(ともなみ)。通称は新七郎。別号に白鯉館,山風。狂歌集に「今日歌(きょうか)集」。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

きむろぼううん【木室卯雲】
1708‐83(宝永5‐天明3)
白鯉館卯雲ともいう。江戸中期の狂歌作者,噺本作者。本名は木室朝濤(ともなみ),通称は庄七郎,庄左衛門,七左衛門,別号は二鐘亭半山,山風。江戸の幕臣で初め江戸座の俳人として活躍,山風の戯号で噺本《鹿の子餅》を著し江戸小咄流行の端緒を開いた。狂歌も早く明和年中(1764‐72)から作り天明狂歌の元老的存在であった。編著は《譚囊》《奇異珍事録》《今日歌集》等。〈俊成の乗り上げられし身ぶるひに馬の露そふ井手の山吹〉(《徳和歌後万載集》)。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

木室卯雲
きむろぼううん
(1714―1783)

江戸中期の狂歌人。名は朝濤(ともなみ)、通称庄左衛門。別号白鯉館、二鐘亭半山。幕臣。勤務のかたわら慶紀逸(けいきいつ)門下の俳人として知られ、また狂歌を詠んで番頭(ばんがしら)に昇進したことで評判になった。1772年(安永1)からは文筆に活躍し、とくに『鹿子餅(かのこもち)』は江戸小咄(こばなし)の祖とされて噺本(はなしぼん)の流行を興し、また後編『譚嚢(たんのう)』もある。狂歌は家集『今日歌集(きょうかしゅう)』を出してから、四方赤良(よものあから)(蜀山人(しょくさんじん))らの天明(てんめい)狂歌にも参加したし、ほかに随筆『奇異珍事録』や『見た京物語』があって、江戸文学草創期の、幕臣文人の代表的な人物である。

 夜鳴くは珍しからず昼の野へ虫のねごとをきゝにこそゆけ
[浜田義一郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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